第8章 韓国芸能
6.韓国ドラマ映画のOST
 
 
 
ドラマ「チュノ」にハマって久しいですが、考えると今まで観た史劇ドラマの中で1〜2位を争う完成度だと思っています。
 
ホジュンチャングム、トンイはドラマとしては面白いですが、マンガと言おうかフィクション要素が多彩で、良く考えるとあり得ない展開が多いです。
 
<チュノ OST>
 
同じフュージョン史劇でも「チュノ」は本当にあり得る話しをシッカリした時代考証に基づいて描いており、嘘っぽさが少ないです。
 
それで居てスピード感、スリル感が衰えず、キャラクターも生き生きとして居ます。
 
詳しくはレビュー記事をご参照下さい。
 
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ドラマ「チュノ」好きが高じて、と言う訳では有りませんが、TSUTAYAが、本日旧作100円セールの日なので、借りたいCDを探していた所、チュノのOSTを見つけてしまい、迷った挙句借りる事にしました。
OST、よほど好きなドラマで無いと飽きるので、私はさほど好きでは有りません。
日本もそうですが、どうしてもインストゥメンタルがメインになるので、歌詞入りが好きな私としては少々物足りないのです。
 
 
日本でイマイチOSTが人気ない理由がそこに有ると思われます。
人気の有るOSTは概して歌詞入り曲が多いです。
 
遅まきながら述べますが、ここでOSTとは「オリジナルサウンドトラック(Original Sound Track)」の略です。
 
頭に「original」という形容詞がついて居るので、映画やゲーム、TVドラマなど、その作品の為に新たに作曲された音楽を収録したアルバムを呼ぶと見るのが正確です。
しかし、オリジナル曲で無くても使用されれば含める様です。
 
<愛の不時着 OST>
 
そしてOSTの中で歌詞のないバックグラウンドミュージック演奏曲は、正確にはオリジナルスコアと呼ばれます。
 
伝統的な意味でのOSTは、作品に挿入されたボーカル曲やその作品のために作曲された演奏曲のオリジナルスコアを乗せて発売するアルバムですが、韓国では国内音楽市場が狭い為、普通の音楽CD販売が奮いません。
 
なので、1番関心を持たれやすいドラマの音楽をアルバム音源にする手法、即ちボーカル曲を中心に「Original Sound Track Part○」の様な名前を付けて順次公開•販売する風土が定着しました。
 
<冬のソナタ OST>
 
通常日本だと作品が終了した後にOSTが1作品出るだけですが、韓国ではドラマの話数が多い事も手伝い、1〜2週間に1〜2回のペースでパート1から7、8回発売されます。
 
これは音源市場が縮小し、市場の流れが速く、新曲がなければチャートに上がる事も困難になる状況から生じた現象です。
 
<応答せよ1994 OST>
 
歌手らが正規アルバムでは無く、シングル•ミニアルバム曲数は少なく、代わりに発売間隔を狭め、音楽CDをよく発表するのと同じ理屈です。
ちなみに以前K-POPの歴史でも述べましたが、韓国ではシングルCDと言う概念が有りません。
 
付け加えるなら、日本でドル箱の「ベストアルバム」と言う概念も存在しません。
 
<人気ドラマのOST>
 
日本の様にドーナツ盤の歴史が浅いせいも有りますが、どちらも、無い理由は一言で売れないからです。(笑)
 
確かに日本ではベストアルバムが出るとお買い得な気がしますが、考えるとファンは全部持っている曲で有り、CDで殆ど聴かないので有れば、手持ちの音源を編集すれば事足りる訳で、無駄だと言えます。
 
その為、欧米もそうですが、ベストアルバムは
「リパッケージ アルバム」として発売し、数枚のアルバム曲をミックスした上で、新曲を何曲か混ぜて発売します。
 
日本でもベストアルバムに1〜2曲抱き合わせで販売する手法、たまに見ますね。
 
<太陽の末裔 OST>
 
特に、CDはファンで無ければ買わないと言う文化的素地とも関連するかも知れません。
 
日本も大分、細分化されて専門化してしまいましたが、以前にはファンで無くとも良い曲なら買い求め、その行為が大ヒットに繋がりレコード大賞を取り、スタンダードナンバーになると言った歌が多く存在しました。
 
 
古いですが、未だ歴代1位、2位を誇る子門真人「およげ!たいやきくん」や、ピンカラトリオ「女のみち」などはその類いで、特に演歌に顕著でした。
 
この様な文化が無い韓国ではOSTが重要な販売アイテム化したと言えるでしょう。
 
 
既存にあった音楽が映画・ドラマに挿入されてOSTと呼ばれる場合も多いです。
例えば、キムボンス『逢いたい』(2002)が、チェジウ主演のドラマ「天国の階段』(2003)に挿入されましたが、この曲を「天国の階段OST 」と呼ぶ事は少々憚れます。
 
<梨泰院クラス OST>
 
オリジナルを削除して「サウンドトラック」「収録曲」、「挿入歌」「BGM」などが適した名称だと思われます。
勿論、従来に有った曲を新たに編曲した曲であれば、OSTと呼ぶ事は充分可能です。
 
ともかく、ストリーミングが音楽鑑賞の主流となって居る現在の韓国音楽シーンでは、OSTはいよいよメインストリームとなっており、この流れは変わらずと言えるでしょう。
 
私事を再度引っ張って来るとすれば、私が韓国ドラマで購入したOSTは2枚です。
 
<イケメンですね OST>
 
初めて購入したのは「冬のソナタ」2枚目は「風の絵師」
どちらも新大久保のコリアンタウンで探して輸入盤を購入しました。
 
家内はチャングンソク全盛の頃「イケメンですね」を同じく購入して居ます。
ハマったドラマだとOSTが欲しくなるし、OSTを聴き出すと、ドラマの余韻が後々まで残り、その世界に持って行かれます(笑)。
 
<チュオクの剣 OST>
 
ある意味、ドラマロスから抜け出せなくなる恐れも有り、最近では欲しいアルバムも大して無かった事も有り、OSTを聴かない様にして居たのですが、ドラマ「チュノ」のOST、ひょんな所で見つけ聴く羽目に陥りました。
 
聴いた感想は合格です!(笑)
ドラマシーンに合う良い音楽、歌が多く、その曲を聴くと聴く者をドラマの世界に誘(いざな)います。
 
しばらくドップリ浸かる事とします(笑)
 
<参考文献>
국내 드라마 OST의 구매요인에 관한 고찰
나무위키
 
図書『韓流映画・ドラマのトリセツ』発売開始しました。よろしくお願いします
 

#韓国ドラマ #韓国時代劇ドラマ #韓国映画

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<賢い医師生活 OST>