第7章 韓国ドラマ映画
87.帝王の娘スベクヒャン❶
 
 
 
新しいBDのおまかせ機能が、BSでの新番組を拾ってくれました。
BS-TBS系列「帝王の娘スベクヒャン」です。
 
このドラマは2013年9月から次年の3月まで、クアムホジュンの後継作として、なんと108回もの長きに及んで放映されたMBC最後の大河ドラマです。
 
<出生の秘密の王女>
 
数少ない、百済を舞台にした時代劇です。
製作初期には韓国のネチズンが主張して居る、
『武寧王の娘で、日本の継体天皇の妻になったと言う手白香皇女たしらかのひめみこ』手白香=スベクヒャンとして主人公に打ち出しました。
 
 
しかし、スベクヒャンの史料が非常に少ないだけでなく、武寧王の娘とする根拠が事実上皆無で、歴史歪曲論議が大きく巻き起こり、途中からドラマを事実上切り換え、仮想ドラマ、即ちフュージョン史劇に鞍替えしたそうです。
 
スベクヒャンと言う名前は、劇中創作された百済の伝説に登場します。
 
 
スベクヒャン最も香り高い深香木に百年に一度咲く花で、花が咲いてその香りが広がれば戦場の戦士が剣を収め、病気に苦しんでいた人々の苦しみが止まり、別れた恋人たちが互いに心を通わせる事になるとされて居ます。
 
当初120部作で、2014年3月末まで放映予定でしたが、相対的な視聴率低調などで、最終的に12回前倒しの108回で放映終了しました。
 
以前ワンポイントコラムで紹介しましたが、史劇ドラマの長さランキングで堂々と10位にランクされて居る大作です。
 
↓↓↓記事はコチラ↓↓

 

同じ放送局の「奇皇后」よりはマシでしたが、例に漏れず、このドラマも歴史歪曲論議に包まれたそうです。

そもそも、スベクヒャンという人物のモデル自体が、日本の皇女が武寧王の娘だったと仮定して始まった企画なので、無理が有りました。
 
以後、製作陣もほとほと手に余ったのかスベクヒャンの漢字を『手白香』から『守百香』に変え、「日本」の部分を抜き、仮想人物に変更しました。
 
<母親 チェファ役>
 
それにしても韓国ドラマは「出生の秘密」が大好きです。
これまで、フュージョン史劇ドラマで出生の秘密が無いドラマが珍しい程、定番化して居ます。
「チャングム」しかり、「トンイ」しかりです。
 
良くも出生の秘密を並べた物だと思いますが、このドラマは手がこんでいます。
 
ヒロイン達も出生の秘密持ちなら、王子達もまさかの出生の秘密持ちで、ダブル出生の秘密、入れ違い同士です。
捻り過ぎて居て、こんがらがりそうです(笑)。
 
<武寧王 ユン役>
 
あらすじを。
 
時は6世紀の百済ペクチェ、第24代王 東城トンソン王の治世末期。
加林カリム城の城主 ペクカの娘チェファは、王の従兄にあたるユンと密かに情を通じており、彼の子を身ごもっていた。
 
<王太子役>
 
ユンは佐平チャピョンとして戦に明け暮れ、チェファが身ごもっている事実を知らなかった。
 
そんなある日、戦地から帰ったユンは、もし子供が出来、娘だったら百済を守る花という意味の
『スベクヒャン』と名付けようとチェファに話す。
 
その頃、チェファの父ペクカは東城王によって屈辱を受け、怒りを募らせていたが、娘とユンの関係を知り、東城王が居なくなれば娘が王妃になるのではと考えていた。
 
 
そんな中、ユンの側近ネスクから
「ユンも東城王の死を望んでいる」とそそのかされ、東城王の暗殺を実行する。
 
東城王を敬遠していた様に見えたが、実は敬愛していたユンは、これに激怒しペクカを自害に追い込む。
 
<ソルランことスベクヒャン役>
 
ネスクチェファユンの子を宿している事を知るが、ユンを王にする為、その事実を隠し、ユンにはチェファが命を落としたと伝える。
 
ペクカの屋敷が炎に包まれ、父の側を離れようとしないチェファを家来のクチョンが助け、伽耶カヤへ逃げると、そこで女の子を出産し、その子にユンと約束した「スベクヒャン」では無く、ソルランと名付ける。
 
<出生の秘密同士の主役4人>
 
一方で、ユンは第25代王 武寧ムリョン王として即位し、「息子を守ってほしい」という東城王の遺言に従い、よく似ていると言われる自分の息子と彼の息子を入れ替え、側におくことで身を守り、そして王位につけようと考える。
 
時が経ち、チェファクチョンの間に生まれた、妹のソルヒは、異父姉ソルラン武寧王の娘だと知って彼女に成り済ます事を考える。
 
こうして激動の時代に翻弄されながらも次第に権力を掌握していくスベクヒャンの波乱に満ちた物語がはじまる…。
 
(引用 KNTV公式サイト)
 
<異父姉妹>
 
意外ですが、まともなドラマが少ない古代ドラマにしては考証が良いと評判だったそうです。
確かに、古語や古い言葉、語彙をたくさん使って品が有り、人物それぞれ個性が有り、登場人物が魅力的です。
何事にも増して、古代中世の煌びやかな雰囲気が珍しく、百済の風景を思い起こさせるのに充分です。
 
<実の王太子役>
 
現在8話まで進みましたが、大作を予感させます。
期待せず楽しみたいと思います。
既に、述べたい事は多々有りますが、値打ちをこいて?、回を重ねた後、 また語りたいと思います(笑)。
ではまた。
 
↓↓2回目の記事はコチラ↓↓↓

 

<参考文献>
나무위키 
KNTV公式サイト

#韓国ドラマ #韓国時代劇ドラマ #韓国映画

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