<韓国ドラマ映画>
69.馬医マウィ❶ 마의
「仮面の王 イソン」を見られず(?見るのが億劫で?)録画を貯めて置いたらいつの間にか終了してしまい、新番組に替わってしまっていました。
新番組は「馬医マウィ」でした。
馬医はもちろん以前NHKで放送した時に観て居ます。
イビョンフン監督の番組です。
観ない筈は有りません。
いつも彼のドラマレビューで述べて居ますが、パターンを押さえて居て
❶歴史に埋もれた名も無い人物を
❷歴史的に大きな史実と絡め、
❸大胆な空想を交えて格調高く描く。
❹くっきりとした勧善懲悪で
❺苦労多い主人公の試練を乗り越えるサクセスストーリーを、
❻ミステリーを交え復讐劇として描く事によりカタルシスを与える。
❼メインテーマ以外にもサブテーマとして朝鮮王朝時代の知られざる分野(スラッカンや図画署など)の専門業を生き生きと描く。
❽必ず固い友情で結ばれた仲間が居て、友情で試練を乗り越える熱き友情ドラマが根底に有る
と言うお約束が有り、オマケで
❾イビョンフン監督が見出し発掘した新鮮な俳優を主演に据える
と言う「フレッシュ感」までセットで付いて来ます(笑)。
登用される事によりイヨンエ、ハンジミン、チンセヨンなど番組ストーリーさながらサクセスストーリーを手にした女優(俳優)の多さが物語って居ます。
今回のキーマンは何と言ってもチョスンウ。
ミュージカル俳優ではピカイチの人気と実力を誇り、テレビには一切出演を固辞して居た俳優との事。
彼を口説き落とし、初めてテレビ出演を承諾させたとの事で、韓国で放映時に話題になったそうです。
日本では皆新鮮なので違いは分かりませんが(笑)。
バイオグラフィーを見ると映画にはそれ以前から出演して居た様です。
良く言われる様に舞台は勿論の事、映画とドラマも根本異なると言いますから、韓国で登場のインパクトは半端無い事だったでしょう。
実際ナムウィキなどで彼の経歴を辿っても、
オーバーな賛辞ばかりです。
3分野で成功した唯一のアクターとか。
確かに映画とドラマは両立出来ても舞台(特にミュージカル)は別物ですよね。
ついでにもうひとつ監督について語らせて頂くと、彼のドラマは紋切り形なので、分かり易く観やすいのですが、
フュージョン史劇の創始者らしく明るい画面、善か悪かの二者一択、
細部までこだわった小物がセットなので、史劇に求められる時代考証や深みがどうしても足りないキライが有る事は確かです。
それが意図せず歴史歪曲に繋がってしまって居る事も確かで、ネトウヨなどに突っ込まれる事もしばしばです。
経済発展により歴史に自己尊厳の回復を求めたい韓国国民に程よい幻想を与える結果にも繋がって居ます。
彼の史劇を鑑賞する上でこうした虚構(フィクション)を勘案して観る必要が有ります。
一言で、決して史実通りでは無いと言う前提で観て頂きたいと言う事です。
長々と語ってしまい、
中々ドラマ本編に話しが進みませんが、
気を取り直してドラマについて語りましょう。
まずは番組紹介を。
韓国歴史ドラマの巨匠イ・ビョンフンの話題の作品・馬医(ばい)。
「ホジュン 宮廷医官への道」「宮廷女官チャングムの誓い」で朝鮮王朝時代の医学を描いた監督が満を持して放つ究極の歴史医療ドラマ。
主人公は朝鮮王朝後期の獣医出身の医者・白光炫(ペク・クァンヒョン、1625~1697)。
この時代は腫物により命を落とす人が多く、王様や権力者も例外ではなかった。
クァンヒョンは動物の治療に使う技術が人間にも役立つことを知り、賎民ながら医者になることを決意。
クァンヒョンの出生の秘密に絡んだ陰謀、馬医出身に対する周りの偏見など多くの障壁が立ちはだかるが、医女カン・ジニョンらの応援もあり医者として成長していく。
貴賎の分け隔てなく生命を尊ぶ心、全力で治療に取り組む情熱、既成概念に囚われない柔軟な発想により、初めて外科手術を試みることに!!
やがて御医に抜擢されるが、患者がいればどこにでも出向き、最後まで諦めない白光炫の姿から“医療現場におけるヒューマニズム”を炙り出す渾身の力作!
韓国を代表するスターにしてドラマ初出演となるチョ・スンウの緩急をつけた演技は、重くなりがちなテーマを明るく軽妙に盛り上げ、カン・ジニョンとのロマンス、彼女を巡るイ・ソンハとの三角関係も交えてハラハラドキドキ……主人公たちを応援せずにはいられないイ・ビョンフン作品の本領発揮!
新たな感動に出会えます!
(引用 BS-TBS公式サイト)
私も知りませんでしたが、実在の歴史人物で名医ペククァンヒョンを描いて居ます。
次にあらすじを。
コピペなのでレビュー、楽で良いです♪
17世紀初頭の朝鮮王朝。
医官カン・ドジュン(トジュン)とイ・ミョンファン、医女チャン・インジュの3人の若者は身分を超えた絆で結ばれていたが、朝廷内の陰謀に巻き込まれ、友情までも引き裂かれてしまう。イ・ミョンファンの裏切りにより、カン・ドジュンは世子暗殺の濡れ衣を着せられ、そのまま処刑されてしまう。
罪人の息子として生まれたクァンヒョンはすぐに処刑されそうになるが…。
(引用 Wikipedia)
いつものパターンで主人公は逆賊の汚名を着せられて不幸のどん底の中で生まれます。
主人公をこれでもか、
これでもかと言う試練が襲います。
これも最後のカタルシスを得る為の
大事な苦行の(?)時間ですから、
目を逸らさずシッカと観る必要が有ります。
最後に蛇足を付けると、
初めに必ず大きな歴史的事件に絡めて主人公の波瀾万丈な運命の始まりを描くので1〜2話が複雑で難解ですが、そこをキチンと押さえて観る必要が有ります。
分かりにくければもう一度見返す、大まかなあらすじを頭に入れる、解説を読むなどじっくり頭の体操をする事をお勧めします。
ハイ、このレビューを読んだ貴方はその作業の何分の1かは終了済みですね(笑:図々しい)。
と言う事で私も再度見返しながら忘れた頃にレビュー書かせて頂きます。
ではまた。
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