2008年11月2日(日)
第138回天皇賞(秋)(GI)
芝・左 2000m サラ系3歳上 オープン (国際)(指定) 定量
1905年(明治38年)の5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜され、創設した『エムペラーズカップ』が天皇賞の前身。翌1906年には東京競馬倶楽部にも御賞典が下賜され、その後、阪神、福島、札幌、函館、小倉の計7つの競馬倶楽部で『帝室御賞典競走』として行なわれていた。
1944年(昭和19年)秋季には、第二次世界大戦の影響で中断されたが、戦後の1947年(昭和22年)春には『平和賞』の名で復活し、同年秋から現在の名称である『天皇賞』に改称、春は京都競馬場、秋は東京競馬場で開催されることになり、長い歴史を誇る天皇賞のタイトルは古馬最高の栄誉とされてきた。
1981年(昭和56年)春からは『勝ち抜き制』が廃止されて、過去の優勝馬にも出走権が与えられた。これまで、タマモクロス、スーパークリーク、メジロマックイーン、ライスシャワー、スペシャルウィークそしてテイエムオペラオー、シンボリクリスエス、メイショウサムソンの8頭が2回以上天皇賞に優勝している。
2日中山11R
http://jra.jp/keiba/thisweek/2008/1102_1/syutsuba.html
1 1 アサクサキングス 牡4 58.0 藤岡佑介
1 2 ディープスカイ 牡3 56.0 四位洋文
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2 3 エアシェイディ 牡7 58.0 後藤浩輝
2 4 アドマイヤモナーク 牡7 58.0 岩田康誠
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3 5 サクラメガワンダー 牡5 58.0 福永祐一
3 6 エリモハリアー せん8 58.0 吉田豊
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4 7 ダイワスカーレット 牝4 56.0 安藤勝己
4 8 ポップロック 牡7 58.0 内田博幸
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5 9 アドマイヤフジ 牡6 58.0 川田将雅
5 10 キングストレイル 牡6 58.0 北村宏司
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6 11 ハイアーゲーム 牡7 58.0 柴田善臣
6 12 タスカータソルテ 牡4 58.0 C.ルメール
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7 13 オースミグラスワン 牡6 58.0 蛯名正義
7 14 ウオッカ 牝4 56.0 武豊
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8 15 トーセンキャプテン 牡4 58.0 O.ペリエ
8 16 カンパニー 牡7 58.0 横山典弘
8 17 ドリームジャーニー 牡4 58.0 池添謙一
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<いちファンのまずいち頭>
6 12 タスカータソルテ 牡4 58.0 C.ルメール
前走の札幌記念で鮮やかな末脚を繰り出して、マツリダゴッホに競り勝ったタスカータソルテ(牡4・藤原英昭)。まだ底を見せておらず、このメンバーでも大勢逆転の可能性を秘めた存在だ。特に2000mの距離では、8戦して重賞2勝を含む4勝をマークしており、前走のような切れ昧を再度披露できれば、GIの舞台でも侮れないだろう。C.ルメール騎手とのコンビも魅力だ。
「札幌記念を勝った後は、短期放牧でリフレッシュ。10月1日に牧場から帰ってきましたが、疲れも解消して順調にきています」と厩舎サイド。24日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは、6ハロンから追われ、ラスト3ハロン38秒台―1ハロン11秒台をマークして、切れのある動きを見せた。「以前に比べてボリューム感が出てきて、今は折り合い面の不安もありません。マツリダゴッホを差し切った末脚は本物だし、ここも切れ味を活かせる流れなら楽しみです」と、好レースを期待している様子だ。
今年の天皇賞(秋)は、史上空前の豪華メンバーになりそうだ。各世代のトップクラスの馬が府中の杜に集結して覇を競う一戦は、絶対に見逃すことができないだろう。“3歳の王者”ディープスカイの若さを買うか、“歴史に名を刻む名牝”ウオッカのコース適性を買うか、それともまだ連対を外したことのないダイワスカーレットの“堅実無比な戦績”を買うか、じっくり検討する必要があるビッグレースだ。
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