2023年作品。




急いで言っておこう。

ビクトル・エリセ。初めて見ましたよ!


またしても、エセ・シネフィルなコトがバレてしまいますなあ。

まあ、しょうがなす。



一言でゆうと、「いいねえ!」でしたよ。

って、いまさら?


う~む。

エセ・シネフィルが、なんか言っても説得力が…



ま、いっか。




音楽の使い方もいいしさあ。あと、犬ね。それから…


これは、映画の後半のハナシだけども…

狂人の魅力が炸裂していた。


狂人じゃないだろ。あ、そうですね。





それにしても。


まず連想したのは、ジョン・カーペンター『世界の終わり』。

映画ネタをやる映画。



もちろん、カーペンターのあの作品とは、だいぶ違うけど。


そりゃそうだ。




しかし、どこか通じるモノがある気がする。

作品の冒頭から、これね、映画ネタですよと、宣言する感じが。












映画とは…

記録だったり、過去だったり、ではあるけれど。

現実そのもの、ではない点で、まぼろしと言えた。





そして、わたしのかんがえだと…

現実も、まぼろしなのだった。




もちろん、一見そうは思えないとゆうのか… 巧妙に出来ているけれども…

確固たる世界、なのに。まぼろしのように、現れては消えていく。


現実も、まぼろしである。



「だからなんなんだよ」と言われると、わたしも困る。


とにかく、カーペンターの場合は… すべて、まぼろし、とゆう作風であり。


エリセの場合は、そのー、映画は映画、現実は現実、区別はハッキリしているといえた。














どちらがよいのか、わからない。


もちろん、エリセとカーペンター、どちらか選べとは誰も言ってない。





それにしても。

記憶喪失の男が登場する映画は、たくさんあるけれども。

そのひとつ、黒沢 清『CURE』をリスペクトするような…

画面、演出にビビった!









横浜シネマジャック&ベティにて鑑賞