![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/02/ichienkibito/0a/4f/j/o0640036015429368630.jpg?caw=800)
2023年作品。
急いで言っておこう。
ビクトル・エリセ。初めて見ましたよ!
またしても、エセ・シネフィルなコトがバレてしまいますなあ。
まあ、しょうがなす。
一言でゆうと、「いいねえ!」でしたよ。
って、いまさら?
う~む。
エセ・シネフィルが、なんか言っても説得力が…
ま、いっか。
音楽の使い方もいいしさあ。あと、犬ね。それから…
これは、映画の後半のハナシだけども…
狂人の魅力が炸裂していた。
狂人じゃないだろ。あ、そうですね。
それにしても。
まず連想したのは、ジョン・カーペンター『世界の終わり』。
映画ネタをやる映画。
もちろん、カーペンターのあの作品とは、だいぶ違うけど。
そりゃそうだ。
しかし、どこか通じるモノがある気がする。
作品の冒頭から、これね、映画ネタですよと、宣言する感じが。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/02/ichienkibito/8c/6f/j/o1080060815429368631.jpg?caw=800)
映画とは…
記録だったり、過去だったり、ではあるけれど。
現実そのもの、ではない点で、まぼろしと言えた。
そして、わたしのかんがえだと…
現実も、まぼろしなのだった。
もちろん、一見そうは思えないとゆうのか… 巧妙に出来ているけれども…
確固たる世界、なのに。まぼろしのように、現れては消えていく。
現実も、まぼろしである。
「だからなんなんだよ」と言われると、わたしも困る。
とにかく、カーペンターの場合は… すべて、まぼろし、とゆう作風であり。
エリセの場合は、そのー、映画は映画、現実は現実、区別はハッキリしているといえた。
もちろん、エリセとカーペンター、どちらか選べとは誰も言ってない。
それにしても。
記憶喪失の男が登場する映画は、たくさんあるけれども。
そのひとつ、黒沢 清『CURE』をリスペクトするような…
画面、演出にビビった!
横浜シネマジャック&ベティにて鑑賞