1933年作品。


サイレント。そして、松竹蒲田の映画とゆう、成瀬初期作品。



あのー。

成瀬の、サイレント作品ってね。ものすごくひさしぶりに見たんですよ。

30年ぶり、くらい。


はあ。





わたし・五円木比克は…

昔、『腰弁頑張れ』や、『君と別れて』を、昔にね、見たんですけどもー。

ほとんど、おぼえてません。


でも、おもしろかったとゆう記憶はあるのね。



そりゃそうだろ。


成瀬巳喜男にハズレなし。






『夜ごとの夢』。
 

成瀬の演出が、冴えまくるのね。


当たり前だろ?

ってゆうか、そのー… 普通に切り返したり、アクションつなぎだったりとかを、やるんだけども。

とにかく、素晴らしい。


演出が、ですよ。


もう、大満足。




詳しく分析なんて、できません。いまは。


とにかく、楽しすぎた。

初期成瀬作品。




物語は、まあ、いつもの成瀬的なね…

女が主役で。

男が… 情けないとゆうパターンでしたけどね。


この直後の、『噂の娘』もそうだったし、『浮雲』だって、そう言えるんじゃないかな?


あ… 『浮雲』、もう忘れかけてますけども (汗)




それにしても、『噂の娘』のね…

あの親父がさあ、って、まあ、そのハナシは置いておきますよ。


とにかく、成瀬映画の男。情けない。

ちがいますかね?





この『夜ごとの夢』の、主役の栗島すみ子のね、旦那の… 斎藤達雄もね。

ほんとうに情けない! 無力にも、ほどがある!



成瀬って、こうゆう男が好きですよねー。



そこら辺、分析とか、まったく出来ません。


成瀬は、女性映画を撮る。


そして、男は、だいたい情けない。


例外も、あるような… 気はしますけどね。



そこは、要研究。








早稲田松竹にて鑑賞