1999年作品。



これ、わたしが初めて見たのは… 去年ですよ。

2022年。


フィルムセンター、おっと今は国立映画アーカイブにて。


おもしろかったのね。




そのー、どこからど~見ても、恋愛映画なんだけれども。

アクロバティックな策を繰り出しているトコロもあります。

見ればわかるんだけども。




思えば、青山真治は… 『ワイルドライフ』のときだって…

トリッキーなコトをやっていたし… また、それが見事に決まっていたんです。

おもしろくて、カッコいい。そんなアクション映画。『ワイルドライフ』。




『シェイディー・グローヴ』のほうの、アクロバティックってね、ようは ふざけているんです。




女Aと、男Bがいて。

さらに、男Cとゆうキャラクターが出てくる。




男Bのパートが、ふざけているんですね。でも、男Bは まじめとゆうのか。普通の人とゆう描き方。


男Bのいる世界、それを明らかに からかっている。青山真治が。


なんとも大胆。それでいて、ふざけているのに、シリアスなトコロは破綻しないとゆう、これはスゴいなと思いました。





女Aと、男Cの出会い方も、アクロバティックといえなくもない。

そんなのアリ? ってゆう出会い。でも、そこで真摯に対応する男C。



この、男CがARATA。あ、いまは井浦 新ですね。












見事な、おもしろ傑作。たのしい。




もうちょっと具体的にゆうと…

電話、クルマ、森… を上手く活用している。



電話といえば、声。ここでの、ARATAの癒し系ヴォイスの色気ね。



クルマは、えーっとね…

わりとね、ただ単に走るのね。もちろん会話とかもあるけれど。     




森ってね、まあタイトルでもあるんだけど… 森とゆう心象風景であり、「ここではない場所」のような使われ方。

ここは、東京とゆう都会。


さらに、「生まれてすぐ死んだ、双子の女の子」とゆうハナシがあって。

これも、「ここにはいない誰か」がいる、そんな設定。







夜の森は、この『シェイディー・グローヴ』には出てこない。


夜の街 (野外) も、ほとんど出てきません。


当時は、夜の照明がたいへんだった。





それで、最後の最後に、夜のドライブをする。


夜。


最初の出会いも、夜なんだけども… 室内での会話なのね。


それで、夜のドライブしながら、やっぱり会話をする。

男C。女A。



男Bにも、いろいろあって… さらに、斉藤陽一郎や、光石 研、江角英明がいる。


いつもの、青山組常連。


それから、矢島健一ね。『ワイルドライフ』にも出ていたけど。






女と男のハナシ。


彼女、彼の… 親は出てこない。会話のなかで、親のハナシはするけども。


登場人物が大人、社会人ゆえ… 会社で仕事してたりする、その描写だけでいいとゆう判断だと。