映画とは、何か?


まあ、それはいろいろでしょう。


映画にも、いろいろある。


当たり前だ。





物語のある、劇映画。フィクション。

あるいは、ドキュメンタリー。

さらには、ワケわからん実験映画もある。




フィルムで撮られた作品が、映画だったのは、遠い昔でー。


いまじゃ、デジタルが主流。


そんなコト、気にする人は… あんましいないんですかね~。




われわれは、結構気にするんですよ。


フィルムか、デジタルかって。



われわれ、つまり。マニアとゆうのか。





マニアの好きな、映画。

イッパソの好きな、映画。

マニアもイッパソも好きな、映画。



微妙に、ちがいますよ。


どう、ちがうのか?



うーん、むづかしいトコロなんですが。


ま、きょう話す (書く) のは、マニアの好きな映画ですよ。








五円木比克です。

きょうは、2月11日です。2022年の。






ひさしぶりに、DVDでね。『ザ・コンサルタント』を見ようかなと思ったんだけども。


これ、5年前の映画なんですけどね。




ふりかえれば。

この、『ザ・コンサルタント』がね。ここ数年のね、わたし・五円木比克のベストおもしろ映画なのね。



これは。

ベン・アフレックが主演の、アメリカ映画なんです。



まあ、他人からするとね。「これがあんたのベストワン?」って。

そう言われるかもしれない。


マニア受け?


カルトってワケでもないんだけど。


イッパソにバカ受けしたってコトは、ないんじゃないかなあ。




アメリカ映画でゆうとね。去年、『スーサイド・スクワッド』って、コミカルな方にふったバカアクション映画があったんだけども。


それを、ヲレの1位だってゆう感じに似てる。「『ザ・コンサルタント』サイコー!」ってゆうのは。




『スーサイド・スクワッド』はね、ヲレ的には「まあまあ」とゆう評価になるんだけども。


『ザ・コンサルタント』は、サイコーでしたね。



ひとひねりあるワケね。


そのー。「そんなネタやるんだ」って、コトをやるのね。普通のアクション映画にプラスしてね。


具体的に?


そんなネタバレしたらアカンわ~。




あのね。


うーん、そうね… たとえばね。『イコライザー』もさ。わるくはないワケよ。


おもしろい。これで、じゅうぶん。


そんな感じに出来てるから、文句はないの。



だけど、『ザ・コンサルタント』は、ひとひねり、ふたひねりしちゃってるから、もう、ワンダホー! 的なね。快作なの。








          『ザ・コンサルタント』









アメリカ映画でゆうとね、えーっと、あとは…


『ザ・プレデター』が、よかったねえ (笑)



戦争映画のね。快作。


もちろん、対宇宙人の、戦争ですよ!


SFアクション。


B級映画的な、おもしろさ炸裂。








            『ザ・プレデター』







もちょっとシリアスな、アメリカ映画でいいますと…


『パターソン』が、記憶にのこってるのね。




これは、多言をする必要もないでしょう。


ジム・ジャームッシュやからね。


よくて当然。





日常を描いてるのね。



そもそも。

『パーマネント・バケーション』だって、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』だって。


日常、プラス… ちょこっと旅。


みたいな内容でしたよ。



その、原点に帰ったかのような、物語。

旅はしないけど、バスを運転する仕事。


そして、アート。

ノート。








             『パターソン』






あとはねえ。



『ブックスマート』が、よかったなあ。


アメリカの青春。




『mid90s ミットナインティーズ』も、わるくなかったですけども。






やっぱさあ。

女性が、バリバリにブリブリに活躍すると最高なんですよ。




『プックスマート』の、女ふたり組。


よかったねえ。




これは… イッパソにも受けたんですかね?





うーん、『パターソン』にしろ、『プックスマート』も。



それなりに、評価された記憶はありますけども。





「ものすごくおもしろい!」とまでは、いかないかなあ?



でもね。


恋愛映画、青春映画で、これだけおもしろかったら「合格!」ってなりますよ。






そして、もう一度ゆうけれども。


ウーマン・パワー。



その爆発こそが、恋愛映画の肝なんです。



アクション映画なら、男の爆発アクションでいいんだけども。










きょう、【第一夜】は、こんなもんで終わらせてもらいますけども。



次回。


【第二夜】は。


ヨーロッパ映画、日本映画、アジア映画のハナシをしたいと思います。






にしても。

アメリカ映画…



きょう語らなかった、『アンダー・ザ・シルバーレイク』もね。『ミッドサマー』も。


ボクからすると、なんかイマイチなんですけども。



「サイコーだよ、おもしろいよ」ってゆう人がいるのは、わかるんですよ。




イマイチは、いいすぎました。



わるくないのね。









            『パターソン』







あのー。

作家の映画ってゆう、匂いがするでしょう?



ズバリ、マニアだ。シネフィルだと思う。



アリ・アスター。デヴィッド・ロバート・ミッチェル。





そして、タランティーノ。




『ワンハリ』も、いいトコロと、わるいトコロがね。混在してる感じでしたよね。





アメリカのシネフィル。



なんだかんだ、エンターテインメントする。



そこは、もちろん娯楽として良いんだけども。




なにか、それ以外のね。あれが。

消化不良といいますか。



そういいたい部分があって。



タランティーノを、もってしてもね。




ジム・ジャームッシュは、さすが。なんだけども。








そのあたりは、ヨーロッパ人のレオス・カラックスもね。


おなじとゆうか。



かんたんにゆうと… この人たちは。


「人間ドラマで勝負する」、覚悟はないのね。


「じゃあ、エンターテインメントに振るしかないなー」、とゆう態度だと思う。



ヨーロッパ人のレオス・カラックスは。


そこで、「アメリカ人じゃねえんだから、俺が単なるエンタメ作っても意味ねーじゃん」となるのかねえ。




タランティーノは、ハナっから「アートだ、人間ドラマだを、俺はやる気ねえよ」の、エンタメ野郎だとは思うけど。





そのエンターテインメントに、「俺、独自の」部分をまぜる。


そこが、微妙にうまくいってないと思う。




具体的には、まだ指摘できませんけどね。





そこは、宿題とゆうコトで。