新春の陽光がふりそそぐ自宅の2階廊下で、各部屋のドアと窓を開け放して
歩行トレーニングに励んだ。
パーキンソン症状として各処骨格筋に固縮、小脳症状としてふらつきがみられ
多系統に由来する歩行困難と闘っているとき、明るい昼の光は視覚を通して
脳内神経細胞に宿る闇を除去してくれるような気がする。
妻が働いているため、近所の公園ではなく家の中で歩く他ないが仕方ない。
妻には介護漬けで滅入るよりも、仕事と趣味を続けたうえでアシストし続けて
欲しいと願っている。
希望なき難病だからこそ、心を明るく照らしてくれることが大事になってくる。
闘病には、本人にとっても家族にとっても、光こそが必要なんだろうと思う。