嫁いできた私には、未だに会ったことのない親戚が大勢いる。


建て替える前の実家のカーポートにいる。
外は小雨、見知らぬ若い女が大きなトランク二つ、ガラガラ引いてやってきた。
姑が外に出てその女と話している。
どうも親戚のようだ。
私は家事をしていて外に飛び出した。
ジーパンに黒のダボダボのトレーナーを着て。
そして、なんとそのまま法事に出かけるという。
黒い車が迎えにきているではないか。

また、何も聞かされていない。

法事の会場は大学の講義会場のような、盆地のような、すり鉢上の斜面に椅子が並んでいる。
続々と親戚と思しき喪服の人々が入ってくる。
私は小汚い格好のうえに、手には雑巾を握りしめている。
私の後ろに見覚えのある顔が。
ああ、スギウラナオキだ。小学校の時同級生だった。
彼も親戚だったのか。

みんなで集合写真を撮るというのでみんなで集まった。
私は中間の位置にいたので中腰にかがんだ。
ところが、カメラの調子が悪いのか、なかなかシャッターがおりない。
かれこれ同じ格好で5分くらい経っている。
顔だって笑顔のままだ。

バカバカしい。
一体誰の法事だったのか。



と、いう夢を見た。
新しい住まいのマンションはロケーションが少し変わっている。
崖にへばりつくように建てられていて、私たちの住んでいる階の裏手には森が広がり、
緑の中に新設された美術館がある。
美術館まで続く小道はマンション裏手のアプローチと共用である。
火事などの万が一の際、マンションの壁面が大きくガバリと開き、
我が家のリビングが避難経路になっている。

未だにこの美術館には行ったことがない。
こんなに近くにあるのに、なぜまだ行ったことがないのか自分でもわからなかった。



夜、うちの玄関を出ると、ネオンが賑やかであった。
何かのお祭りのようであるが、もうすでに夜中の0時をまわっている。
夫と二人で近くのコンビニに行こうと家を出た。
近場だし、すぐに帰るからと鍵をかけずに出た。
買い物を済まして家に帰ると、
見知らぬ女が玄関に立っていた。
長い黒髪の若い女はすぐに立ち去ろうとしたが、夫が引き止めた。
警察を呼ぼうと身柄を確保していたのだが、
いつの間にやら女から中年の男に変わっていた。
私はこの不法侵入者がある特定の宗教団体のものであることの気がついてはいたが、
潜り込んだ理由はわからなかった。




と、いう夢を見た。
女優のY永さんはこの兄弟漫才師のことを今まで知らなかったようだ。

お兄さん弟さん、それぞれご両親のどちらに似ているのか聞いてみると、
お兄さんの方はお母さん、弟さんは瓜二つのようにお父さんに似ているという。

お父さんも相当面白い方で、お父さんのエピソードを紹介してくれた。
お父さんは車の運転がかなり苦手だそうで、
ある日のこと、弟さんが助手席に座っていてひどい目にあったそうだ。





とあるショッピングセンター、立体駐車場の坂道を登っていた。
ここの駐車場の通路は狭いことで有名で、
案の定、運転している父は緊張に顔が引き攣り出した。
隣に座っている息子は彼の異変に気づいたが、どうしようもない。
踏む角度が深くなる、アクセル音の変化に気がつく頃には、
助手席側のドアから駐車場壁面との摩擦で火花が散り出した。
父に気をつけてくれと言おうと右を見ると、
そこには見たこともないような冷たく硬い表情の父がハンドルを握りしめていた。
ますますふかされるアクセル、このまま助手席に座っていては危険と判断し、
運転席後ろの座席に移動した頃には、既に助手席側の車の半分が摩擦で削り落ちてしまった。





この話を聞いていたY永さんは、まぁ、、、と驚いて固まってしまった。
彼女にとっては少し刺激が強い話だったようで、
どのように返せば良いのか、悩んでいる様子だった。






と、いう夢を見た。