(記事にちょうどいい写真がなかったので、「ミャクミャクさんワキから何かたれてるのねー」な写真をお届けします。)

大阪関西万博。

当日予約や3 日前空き枠先着予約で、予約システムに苦しめられていると感じている人も多いのではないでしょうか?

◯印なのに予約できません、ってどういうこと???


システムエンジニアの私が、予約システムってたぶんこんな感じ、というのを解説します。仕様書を読んでるわけじゃないので、動作から想像しています。


予約のデータは、「データベース」で管理されています。

たとえば、13時〜の電力館のチケットが50枚あったとします。

システムでは、よーいどん!で50枚いっぺんに予約できる、というのではなく「1枚埋まったから残り49枚」というようにやはり順番に予約手続きをします。残りの数を数えるのはほんの一瞬のことですが、レジに並ぶのと同じようなことがシステムの中でも起きていて、誰かが予約しているタイミングとちょうど重なってしまい、待ちの人が増えてしまうと「今予約できません」ということで◯印なのにエラーになってしまうのです。(このあたりは、システムによっては少し待たせて順番に処理したりしますが万博さんはすぐエラーにしてる印象。)

リトライした頃には残りの数がわずかになっているので、より競争率が高まり、取れないことが多い、ということです。「時間帯の△は1人しか空きがない」と言う噂がありますが、△から2名分取れたことがあります。

1人しかない訳じゃないものの、極めて少ない数ということだと思われます。(2〜4名分を予約していた人がキャンセルした、というような時。キャンセルは手動で1名分ずつしかできず、キャンセルと同時に予約に殺到する人がいる、というようか状況です。ちなみに電力館は結構キャパ多いので50枚じゃないと思いますが、ヨルダン館は別記事に書いた通り30分あたり45〜135人のようです。)


空き枠先着予約には複数端末でのアクセスも含めて数万のアクセスがあります。(システム増強する前の待ち行列が6万人とかになっていました)何万人が、それぞれのお目当てのパビリオンの予約に押し寄せるので、50枚のチケットの列に1000人がいっぺんにアクセスする、というようなことが起きます。運良くエラーにならずにすり抜けたわずかな人のみが、プラチナチケットをget出来ています。


予約は運ゲー、というのはこのようなしくみによるものです。


空き枠先着予約については、

0時ぴったりに開放されて、一斉に操作するので、

「他の人のチケットもまとめて申込む」の操作をしていたら間に合いません💦

1名分または自分が持っているチケット範囲での予約を推奨します。


2名以上で取りたいときは空き枠の多い「未来の都市」「飯田パビリオン」「ブルーオーシャンドーム」「三菱未来館」などを狙うことをオススメします。

中でも、予約なしでは入れなくて水のピタゴラスイッチが美しいブルーオーシャンドームはオススメですよー💕

海洋プラスチック問題について考えるきっかけにもなると思います。