何年振りだろう。
もう何年も動いていないブログをクローズしようとログインして。
このブログを通して知り合って、
がんで闘病中のHちゃんを励まそう会を企画してくれた
あの優しい優しいトゲちゃんが。。。
トゲサブロウの「癌と幻想のファシズム」
涙が止まりません。
トゲちゃんが残してくれたコメントが残っている
このブログ大切に残すことにしました。
弘法大師が晩年に書いたとされる五言二十句からなる
「崔子玉座右銘(さいしぎょくざゆうのめい)」。
無道人之短 人の短を道無かれ
無説己之長 己の長を説く無かれ
もともとは全部あったようですが散逸して
この十字だけが現存しているそうです。
十字だけとはいえとても心に響きます。
<全文>
無道人之短 人の短を道<い>うこと無かれ
無説己之長 己の長を説くこと無かれ
施人慎勿念 人に施しては慎みて念<おもう>勿かれ
受施慎勿忘 施しを受けては慎みて忘れる勿れ
世誉不足慕 世誉<せいよ>は慕うに足らず
唯仁為紀綱 唯<ただ>仁のみ紀綱と為す
隠心而後動 心に隠(はか)りて後に動き
誘議庸何傷 誘議〈非難〉庸に何ぞ傷<いた>まん
無使名過実 名をして実に過ぎ使<し>むる母かれ
守愚聖所蔵 愚を守るは聖の蔵する所なり
在浬貴不繕 浬<でつ>在るも輜せざるを貴び ※浬=黒
曖々内含光 藹藹(あいあい)として内に光を含む
柔弱生之徒 柔弱は生の徒<ともがら>
老氏誠剛彊 老子は剛彊<強い>を戒む
行々鄙夫志 行行(こうこう)たる 鄙夫<ひふ>の志 ※行々=気の強いさま 鄙夫=心の狭い卑しい男
悠々救難量 悠々として故(まさ)に量り難し
慎言節飲食 言を慎しみ飲食を節し
知足勝不詳 足を知りて不詳に勝つ ※不詳=詳しくない
行之萄有恒 之を行いていやしくも恒<とこしえ>にあらば ※萄=草の名
久々自券芳 久久<きゅうきゅう>自ずから粉芳<ふんぽう>あらん
トゲちゃん、ほんまかっこいいやつやった。
相変わらずダメなヤンちゃんだけど天国から見ててね。
いっぱいいっぱいありがとう!