私個人の印象なのですが、
この時代の国産ギターは、弦のゲージとか使い方が違っていたせいか、
ストックのままだと使いづらいし、整備するにはお金がかかると言う事で、
雰囲気を味わうには、普及品のギターを改造するのが良いのではないか?
と言う方向に発想が行きがちです。
グヤトーン LG-120Tは3 PUなので、ストラトキャスター系のギターの
回路をいじってLG-120Tと似たようなピックアップコンビネーションを
作るための回路図です。
こういう、ヘンテコなコンビネーションを試すために、4回路5接点の
スーパースイッチみたいな高価な部品を使うシチュエーションは
想像できなかったので一番入手しやすく安価な3接点式の5ポジションスイッチを
使って、「実現出来るところまでする」感じで考えてみました。
ダンピング抵抗はトーンをちょっと絞る、ボリュームをちょっと絞る
等で代替え出来そうなのでポジション3のダンピング抵抗は省略しました。
- ネックポジション、出音の想像はしやすい。
- ネックとブリッジ側のフェイズアウト(OOP)いわゆる、ピーターグリーントーン類似
- ネックとブリッジのハーフフェイズアウト、ピーターグリーントーンに
ブリッジ側の低域が加わった予想できない音 - Hotchpotch、ポジション3と5の関係で偶然できた、すべてのピックアップが並列して
ダンピング抵抗付きで、ピックアップをたくさん使いたがる、
この時代にありがちなポジションかもしれない。 - ミドルとブリッジのハーフフェイズアウト、低音はブリッジピックアップの音で、
高音はミドルとブリッジのフェイズアウトと言う、予想できない音
になるはずです。
ハーフフェイズアウトはGibson L-6Sのポジション4が一番メジャーな音で
フェイズアウトの大弱点の低域がスカスカになる特徴をフロントのPUで低音を補っていますが、
グヤトーンのLG-120Tはブリッジ側のPUで低音で補う構造です。