ちょっと格調高くしてしまいすぎて、難解になり過ぎた気がするので、
もう少し、軽く説明していこうと思います。
(これからの説明に”ある程度”根拠がある事をアピールできたので無駄だとは思っていません。)
今までの話で、トーン回路が二次LPF+BPFで構成されていて、
トーンコントロールが0近辺で二次LPFが優勢になって、
トーンの抵抗RTが0の時、二次LPFになる話を再度しようと思います。
トーンの抵抗RTが0近傍でのトーン回路の周波数特性を上に示します。
抵抗値が小さくなるほどピークのレベルが高くなっていることがわかると思います。
これは以前
この図で示した図のBPFのレベルよりLPFのピークが高くなるところを示した図で、
この図から、
- ω0近傍でQに応じて傾きが変わっています。(ω0近傍と高い周波数で曲線が交わっています。)
- ω0よりかなり高い周波数では、傾きがほぼ等しくなっています。(これは-6dB/OctのBPFのレベルが下がっていることを表しています。)
- RTが0くでQのレベルが高くなっています。(これは-12edB/OctのLPFのQが高くなっていることを表しています。)
これはRTにより
- BPF全体のレベルが変わる。
- LPFのQが変わる。
事を示していて、そのLPFが優位になる場合を切り出した部分になります。
ここでは、この動作をする領域を中域強調領域と呼び、
代表的な回路の上図右の回路図で示します。
実際のPUにはDCR(直流抵抗)があるためここまで高くはなりませんが、
この時の
角周波数ω0=1/√(LC)
Q=RL√(L/C)
ピーク周波数f0=1/(2π√(LC))
になります。
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些細な話になりますが、
正確な話をすると今回のモデルでは
RT=0では無く、RT=L/(2CRL)の時にMAXになるはずですが、
DCRを無視して検討した話なので、数字自体にはあまり意味はありません。
RT=0が一番ピークが高くなるわけではなくて、RTの低い別の所にピークがあると
言いたいだけです。
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