勇気のくじき方 その4 | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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こんばんは。

「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾の一尾 茂疋(いちお しげひこ)です。

引き続き「勇気はいかに回復されるのか」

第3章 勇気のくじき方

子どもを孤立させる

以下、引用

「子どもたちを他の子どもたちから孤立させなさい。

そうすれば、他の人とうまくやっていく方法を決して学ぶことなく、友情と協力が可能であることを知らずに人生を送ることになるだろう。」

この文を読んで、ふと思い出しのが、”日本の教育が、超個人主義だ。”という記事。

”勉強は1人でやるものだ。そして、その結果も一人でなんとかするものだ。”

そんな雰囲気があるし、実際よく考えてみるとそうなっていることが多い。(学び合いなどを実践している場合は別。)

そしてその結果、自分さえよければいい、ということつながりやすいような気がする。

学生のうちはそれでもいいが、社会にでると、自分一人でできることなんて、本当に少ししかなく、他人に協力を願わなければいけないことは多いわけで。

社会のシステムも、1人でなんとかできるように錯角するようになっているところもあるので、さらに、協力のスキルは発達せずに、最終的には1人で抱え込んでしまうことになったりするのではないかと思う。

やはり、社会に出て必要なことはもはや知識ではなく、協力のスキルだと思う。

 

子どものことで絶望する

以下、引用

「両親が子どものことで勇気をくじかれている時、そのことは子どもにとって非常に悪影響を及ぼすということをわれわれは知っている。」

そりゃそうだと思う一方、そういう親も結構いると思うし、子どもはそれを感じると思う。

「もうこの子はこれくらいしかできないわ・・・」

とか

「何度言っても駄目だな~」といったとき。

 

特定の子どもを偏愛する

これは引用が長いのでやめておく。

これも上記と同様に自明のことだとは思うけれど、知らず知らずのうちにやってしまっていることはあると思う。

特に兄弟間で、単一の価値観(特に勉強ができるできない)で測ってしまうと、親にその気がなくても、子どもはそう感じることはあると思う。

また、親はそうおもっていなくても、年下の兄弟が年上の兄弟のことをうらやんだり、その逆もあったり。

普通にしていてもそういうことが起こりうるのに、それがある程度親が意識してしまったら、確かにその影響は大きいと思う。

 

今回で、勇気のくじき方は終了。

1・罰する

2・「大きくなったらわかる」という

3・危険を誇張する

4・子どもを孤立させる

5・子どものことで絶望する

6・特定の子どもを偏愛する