恐怖に動じない | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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こんばんは。

「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾の一尾 茂疋(いちお しげひこ)です。

「勇気づけて躾ける」

第25章 恐怖に動じない

「感情は、いわば行動という炉に火をくべるための燃料のようなものです。」

何かがあって感情が湧き出るのではなく、感情を使って行動を起こす、という考え方。

ここでは「恐怖」という感情が取り上げられているので、それに基づいて考えると・・・

普通は、恐ろしいことがあるから恐怖という感情が湧き出る、ということになりますが、

この考え方だと、

恐怖という感情を使って、人に何かをしてもらう、ということになることが多いです。

そもそも、本当に恐ろしく、悲惨な出来事が起こった瞬間に恐怖は湧いてこないと言われているらしい。

そういえば、そうだな・・・

自分が結構な交通事故を起こした時も、そのときは必死で恐怖なんて感じなかったし。

どちらかというと、その出来事が起こった後、あるいは、その前に「恐怖」という感情が使われるんだろうな。

そう考えると、だいたいは「恐怖」を使って、自分は動かない、ということを決定しているような気がします。

これは、「恐怖」だけではなく、「不安」「心配」でも同様のことが言えると思います。

この章は「恐怖」ということについて中心に書かれていますが、言いたいことはこの

「子どもは感情をうまく使って目標を達成しているから、しっかりとそれを見極めて対応しよう!」

ということだと考えています。


「私たちは、困難に直面している子どもを見ると、つい慰めてやりたくなります。」

私はうれしくなりますが(笑) よし!いい機会だ!って

「しかしながら、そんなことをしたら、子どもは私たちの注目や同情という思いがけないメリットを手に入れてしまい、かえってその子の苦しみを増すだけだということに気が付いたなら、私たちはそうしたやり方をやめようという気持ちになるでしょう。」

う~ん、やめるかな~ それこそ「慰めている」という行動こそが親の仕事だと思っている人が多いような気がして・・・

気が付いていても、気が付いていないふりをして、そのままにしそう。

ただの親の自己中心的な満足感のために


「恐怖は他人の注目をひきつけ、自分に奉仕させる手段としては実に効果的です。」

こういうことが得意な人、大人でも結構いそう・・・

子どもは親のそういうところに敏感なところもあるし、うまいことやるスキルもあるので、一旦手に入れたこの「恐怖」という素晴らしい道具を手放さないことも多いだろうな・・・