フレネ教育 | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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こんばんは。

「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾の一尾 茂疋(いちお しげひこ)です。

今でこそ自主学校の運営をしたりして、オルタナティブ教育について少しずつ知り始めましたが、ほんの数年前まではまったく無知。

そんななかでも多少知っていたのは、モンテッソーリくらいですかね。

今でも知っているといっても名前と概要くらいですが・・・

先日の「多様な教育を考える会東海」で、フレネ教育を学んでいる?好き?なメンバーの方がいて、その実践者であった若狭蔵之助さんの資料を一部いただきました。

どちらかというと、フレネ教育といよりも、現在の教育の在り方についての問題点が挙げられていました。

・「できる」ようにした結果、学びたいという意欲を削いでしまうことがある。

・一学級25人以上を越えれば100人も同じで、学級ではなく工場と変わらない。

・教師からの質問も発問も結局は自分への同一化をせまっているにすぎない。


私の少ない経験のなかではありますが、今の学校教育の大勢のような気がします。

もちろんそうではない先生やそうではない授業も見たことがあるので、すべてではないですが。



この資料は1988年当時のもので、まだ体罰が容認?されていた時代。

その体罰についてのアンケート。

罰をうけたときの状況

一位・宿題を忘れて
二位・授業中しゃべって
三位・授業で必要なものを忘れて
四位・学校で悪ふざけをして
五位・授業中の態度が悪い
六位・規則違反をして

現在では、体罰はないものの、罰や叱責を与える場面としてはそれほど今と変わっていないような気がする。

この内容から考えるのは、

「緊密すぎる支配関係」

だとしている。

私もそう思う。

上下関係、支配関係で成り立っている社会をそのまま反映している状況なのだと思う。

そうではないという先生や学級もあると思うが、表面上ではなく、深い思考のフレームまで考えると、まだまだそういうフレームを持っている先生、親、そして生徒はたくさんいると思う。


今回は書かれていた問題点について書いてみたが、解決策ももちろん提示してあった。

ただ、そこについての内容はいただいた資料についてあまり多くは掲載されていなかったので、今回は割愛した。

ただ、その解決策は今オルタナティブ教育をやろうとしている方はみな共通する内容だと感じた。