こんばんは。
「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾の一尾 茂疋(いちお しげひこ)です。
「勇気づけて躾ける」
第22章 過保護を控える
「私たちは、子どもをその子の人生から守ってやることはできません。
またそのような願望を抱くべきでもありません。」
そういう願望を持っているということに気づかない、あるいは気づこうとしない人も結構いたりするような気がします。
でもやっぱりその子の人生で起きたことは、その子にとっての課題だから、変に守る必要はないと思います。
「いつ起きるかわからない危険から息子たちを守ってやりたいという母親の願望は、かえってその子の自信を喪失させる結果を招きかねません。」
そうなんですよね~。
その子が解決できるはずのことを親がやってしまうと、メッセージとしては、
「あなたにはそんな力はないよ」、
と伝えることにもなりますからね。
自信はつくはずがありません。
「そのような願望は、彼らを役立たずで依頼心の強い子どもにしてしまうかもしれません。」
そして、困るのはその後その子と関わる人たちだったりします。特に会社などでは大変・・・・
そういう視点でも子育てしてほしいですね。
あなただけの子どもではないですから
社会の子ですから
「私たち大人が過保護になるもう一つの理由は、私たち自身が問題に取り組むための自分の能力を信じていないことです。
このため私たちには、幼い子どもが自分のことを自分で解決できるはずがないとよけい思い込んでいるのです。」
本当にこれは残念すぎるほど残念。
自分の人生でそう思って生きているだけならばいいのですが、それを子どもにまでなすりつけるのはやめてもらいたい。
自分ができないからといって、子どもができないわけではないですしね。
「私たちは、自分がわが子より優れていると思い込んでいるため、子どもたちはあまりに幼いため問題を解決できない、あるいは失敗を克服できないだろうとかんがえてしまいがちです。」
前の内容に続けられる内容です。
そうやって自分にはできないから、と思いながらも、子どもは自分よりもパワーがない、と思ってしまっているという更なる悲劇、子どもにとって。
子ども、そして、大人も必ず困難を克服する力はあります!!!
「「この問題はどうしたら解決できるだろう?」という問いに対する答えを探すのです。」
この問いかけを続けていくことが大切なんだと思います。
How can I do it? (上田信行先生のプレイフル・シンキングより)という思考をトレーニングしていくのが大切なのだと思います。
ということで、過保護について書きましたが、もっとやめたいのは・・・
過干渉