こんばんは。
「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾の一尾 茂疋(いちお しげひこ)です。
「勇気づけて躾ける」http://www.ichiojuku.com/?p=2439
第16章 権力争いを回避する
「子どもに何かを「命令」する、あるいは何かを「やらせよう」とすると、そこにはつねに権力争いが発生します。」
自分自身がそうでしたね~ 中学生のころはまさに反抗期らしい反抗期
やらせれたり、決められたりするのが嫌で、かなり逆らっていました
反抗期がない、なかった、ということをたまに耳にしますが、それは反抗期がなかったというよりも、
命令されたと感じたことがなかった。
何かをやらされると感じたことがなかった。
といったほうがいいかもしれません。
思春期はほぼみんなあると思いますが、反抗期は行動次第でなしで越えていけることも可能だと私は思っています。
「適度の関心と過敏な関心の徹底的な違いは、私たちの姿勢にあります。」
適度な関心とは、毅然とした姿勢で穏やかに伝えられる関わり方。
過敏な関心とは、いらいらしたり、怒りを持って関わっている関わり方。
こんな感じでなんとなく伝わるでしょうか。
「権力争いを十分に理解し、その扱い方のテクニックに習熟するためには、親としての自分の立場を再評価することが大切です。
私たちはリーダーとしての新しい役割をしっかりと認識し、権力者としてのものの考え方を徹底的に捨てなければなりません。
子どもたちを支配する資格は私たちにはありません。
私たちがそのことに気づいていなくとも、子どもたちはそのことを知っています。」
親の役目、親の責任、いろいろと親の役割については言われると思いますが、家族が最少単位の社会であれば、その中で、ぜひ新しい社会をつくっていきたいと思っています。
ちなみに独裁社会と民主社会の違いについても書かれています。
【独裁社会】
・支配的態度
・権力を振り回す
・威圧的
・押しつけがましい
・罰
・報酬
・強制的
・支配的
・子どもの言葉には耳をかさず、行動には目を光らせろ
・やりなさいと言ったらやりなさい
・面目を第一に考える
・主観的
【民主社会】
・聡明なリーダー
・影響力を持つ
・煽動的
・協力を勝ち取る
・必然的結果
・勇気づけ
・自己決定を認める
・指導的
・耳を傾けなさい!子どもを尊重しよう
・私たちは、それが必要なことだからやるのよ
・状況を第一に考える
・客観的で公平
さていかがでしょうか。
いくつか元々の英語ってなんだったんだろうというところはありますが、大まかな指針としては十分ではないでしょうか。
自分の取っている行動が、独裁社会的なものでないか、民主社会的な行動をとっているかということを考えて行動を選んでいきたいですね。
「理解や勇気づけ、論理的結末、互いに尊重し合うこと、秩序を重んじること、日常の決まり、協力をとりつけること。
これらはすべて、権力争いを解決するための手段として活用されます。」
独裁社会にどっぷり浸かっている私たち
それぞれのスキルはしっかりとトレーニングが必要ですね、私も含めて
特に思春期に起こる反抗期はまさにここが解決の方向性なのだと思います。
「大切なのは、力に訴えるという無駄な手段を取らなくても問題を解決することができるという事実をしっかりと心にとめておくことです。」
力で従わせるのは大人から子どもは本当に簡単にできてしまいます。
そのお手軽さに乗らず、地道ではありますが、地に足を付けて、民主的な行動を伝えていきたいですね。