どうなりたいか?ありたいか? | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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前回の心がけ

リフレーミングからの自分のつくり方という流れ

その界隈では有名なれんが職人のお話。

中世ヨーロッパで旅人がある街を歩いていると、3人の職人がレンガを積んでいるのが見えました。

旅人は3人の職人それぞれに「何をしているのですか?」と同じ質問をしました。

職人A

「ただレンガを積んでいるだけ。誰にでもできる仕事だから、1日働いても銅貨1枚にしかならないのさ。」と不機嫌そうに答えました。

職人B

「強い頑丈な壁を作っているのさ。1ヶ月働けば銀貨10枚になるんだ。退屈な仕事だけど、家族を養うためには仕方ない。」と諦めたように答えました。

職人C

「街中の人が喜ぶ大聖堂をつくっているんだ。
自分が亡くなってからも、子供や孫達が私の仕事を誇りにしてくれると思うよ。」とにこやかに胸を張ってこう答えました。」

これを日本風にアレンジして話しました。

そして、

「いやいや4時間勉強したらどうなると思う?」とちょっと意地悪な質問。

生徒はいろいろと答える。

「あまり点数は上がらない。」「理解が浅くなる」などなど・・・

「たぶんね、点数とか理解はいやいややろうが前向きにやろうが、人生という長いスパンで考えると、大した変わりはないと思うんだよね。 35歳になって、おれあの時点数75点から60点にさがちゃってさー、なんて会話私は聞いたことがないし。きっとそれよりも、いやいや勉強する人レベルが4時間分があがった、ということのほうが大切のように思うんだよね。」

いやいや4時間勉強すれば、いやいや勉強する人レベルが4レベルアップ!
言われて4時間勉強すれば、言われて勉強する人レベルが4レベルアップ!

遅刻に関しても同じ。ケースバイケースですが、遅刻したって、会議や授業は結局行われるわけで・・・それよりも大切なことは、

遅刻する人レベルが1レベルあがってしまったということなのではないのかなぁ?

ぎりぎりになって課題に取り組む人は、

ぎりぎりになって課題に取り組む人レベルがアップ!

チャレンジしなくても、なにげに生活は流れていくのであってチャレンジしないということよりも、

チャレンジしない人レベルがレベルアップするということのほうが大切なんじゃないのかなぁと思います。

当然レベルアップすれば、その分それが強くなるし、使いやすくなる。
そして、脳は慣れている行動に流されやすい。
そんなことを考えると、どのように物事をとらえて取り組むか、ということが結果よりも大切なのではないかな?と。

結果はどうでもいいのか?と考えると、そこよりも、

結果について気にしない人になりたいのか、結果も踏まえて次の一手を考える人になりたいのかということが大切なのでは?と思います。

結果はセレンディピティー。そのときの自分に一番必要な結果が与えられるのだと考えると、目の前の出来事にどのような気持ちで取り組むのか?ということを大切にしたほうがいいんじゃないかなぁと。

次からは、自分はどうなりたいのか?というところを今後の授業でやっていく予定です。

ちなみに、生徒が最後に、

「なんか簡単すぎてこんなもんなんですか?」と質問してきたので、

「人生は意外とシンプルにできているのかもね。」と応えてみました。

今回の絵本は、つるつるしわしわ、と言う本でした。