『正しい答えではなく、正しい問いを』 ドラッカーさん曰く。
「学校どうだった?」とか、「テストどうだった?」って聞いても、「別に」とか、「微妙~」しか言わないんです・・・
そんなことをたまに保護者の方と話します。
そんなときに、この視点。
果たして自分の問いは正しかったのか?
子どもが質問に対して答えられなかったら、「聞き方を変えてみよう。」と思えます。
昔グロービスで講座を聴いたときに、たぶん緒方貞子さんの言葉を引用して、紹介された記憶がある言葉もそんな感じだった気がします。
「正しい問いをすれば、正しい答えが返ってくる」
というような。
昨日の母親講座は解決志向ブリーフセラピーの家庭でも活用できる部分を紹介しました。
そのなかのスケーリングクエスチョン。
私は結構使っています。
「今回のテストの準備はどうだったの~? 0はまったくなにもしなかった。10はもうこれ以上ないくらい準備をした。」
そう聞くと、生徒は微妙とは答えない。もちろん塾に来ているのだから0ではないことは事実。そうすると、だいたい3~7のうちのどれかで答える。
そうすると、ヨイ出しとスモールステップへつなげられる。
おぉ4だったんだ。その4はなに? なにをしたら5になる?
そんな問いをすると、ほとんどの場合生徒が答えてくれます。
答えた生徒もすっきりした顔をしています。
人から評価されることはあまり好きではないみたいですが、自分で評価して、そこによい点を人に確認されることは好きなようです。たまに本人も自分のがんばりに気づいていないときもありますしね。
問い、の大切さを感じます。