多賀先生の親塾 少し詳しく | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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多賀先生の親塾を受講してきました。

今日は‘子どものやる気を出させるには’

多賀先生の講座は、普段学んだり、自分で考えていたりすることの輪郭をはっきりさせてくれる感覚。

・母親が、やる気がない、というとき、ほぼ100%勉強についてである。

そうそう、そうなんです! うちの子ゲームにはやる気があります!って言わないですしね。だから、もしやる気がないといいたいならば、勉強についてやる気がないんです、というほうがよい。ただ、勉強っていっても教科によってはやる気があるものもある。一般化してしまわないこと、かな。

・外発的動機づけを続けると中学生で破たんする

残念ながら、その通り! 何番とったら、とか、何点取ったら、というのは結果に焦点をあてることにもなるし、アンダーマイニング効果によって、内発的動機づけまで弱めてしまう。


・行動と結果は異なるもの

とかく販促のために、これをやれば‘ぜったい’とか‘かならず’という言葉が出回っていますが、自分の行動と結果はほとんどの場合リンクしないです。もしそういうことがあったとしても、ほぼ偶然でしょう。そんなものや方法があれば、すでに一世を風靡しているでしょうね。


・報われる(結果)という価値観はだめ

行動と結果は異なるものだと考えると、結果に価値観の重きを置いている限りは、不安定なままの状態になる。プロセスを大切に。

・為せば成るは幻想。成るには理由がある。

ただやればいいってわけじゃないってことです。セレンディピティーは行動している人に起こります。


・絶対に負けられない戦いが、そこ(子育て)にはある!でも勝っちゃだめ。

サッカー好きの自分にはつぼにはいったところ。そして勝っちゃだめってところがまたおもしろい。

・大人はいずれ、子どもから、どうして勉強するのか、という問いを迫られる

勉強について何か口を出すのだとすれば、その責任として説明義務があるのだと思う。将来のため、というだけでは説得力はみじんもない現代だと思う。親が問われている。

・子どもの成長に合わせて、大人も成長を。

小学生にも中学生にも同じ対応していると破たんするのは自然の結末。最近よく私がよく言うのが、子どもはほっておいても成長するが、大人は成長しない、ということ。こどもに成長を求めるのであれば、大人が成長していくことが大切。

・やる気がないのではなく、やる気をそいでいるのではないか、という視点

学習性無力感からの流れ。無力感を学習してしまっていることが多い。そして、それをしているのはほかならぬ大人なのかもしれない。


番外編

・夫婦は大きな価値観が違っても大丈夫だけど、小さなところの食い違いが積み重なると危険

少しお互いが譲り合えばなんとかなる日常のことにこだわり続けると、夫婦生活、日常生活は良くない方向へいくのでは? 大きな違いはそれぞれの価値観として認める程度でOK。日々の目の前にあるお互いのことを大切に、といったところ。

・対話が大切

社会にでると、実は一対一の対話が多い。最近はプレゼンテーションの教育が少しずつスタートしだしたが、ここは経験やトレーニングが少ないと感じる。
対話の力。お互いがお互いの得たいものを得られる対話の力を培う必要があると感じた。