ママーズ(学級サポーター母親がっつり勉強会)について 11
保護者の学校支援というと、すぐ私が思いつくのはPTAでした。
PTA。少しネットで調べたところ、アメリカのPTAは自然発生的だったようですが、日本のPTAはそうではなかったというようなことが書いてありました。
こういう、そもそもの成り立ちというのは、その組織に影響はあるように思いました。今私がやろうとしているところとは意図が違うので、やはりPTAを通しての活動とは違うところでやろうと思いました。
では、私がなにをしたいのか、と改めて整理して考えたところ、
現場の先生と保護者をダイレクトにつなげたいというところでした。
そして、先生と保護者が対話ではなく、並話というのかなんというか、直接的でフラットで、フランクなコミュニケーションをとるなかで、お互いのがんばりを理解しつつ、共に成長していけるような雰囲気をつくりたいと思いました。
しかし、どうしたものか・・・
2つのヒントがありました。
一つ目は、明日の教室、というシリーズのDVDでした。このシリーズでは日本の素晴らしい先生方の講演やセミナー、研修を収録したものです。最初は私個人で学習のために購入していたのですが、試しに保護者に見せたところ、とても楽しく観てもらえました。
そうか・・・こういった内容でも楽しんでもらえるのか・・・
二つ目のヒントです。
明日の教室にもでていた先生方が、愛知県にやってくることがありました。
愛知県の学ぶ先生集団、何でも話そう会、の方が中心となって運営されている、クローズアップ教師道、というイベントでした。
いろいろな伝手でそのイベントを知り、最初は私一人で参加していました。しかし、どうやら特に受講制限もないようでしたし、とても温かい運営者のみなさんだったので、試しに保護者も連れて行ってみようと思いました。
そして、これも保護者の皆さんは大変満足していました。
そうか、保護者もいっしょに学校のこと、授業のことを学んでいけばいいのでは?
先生と保護者がお互いがお互いの意見、価値観を対話するので、いろいろあるわけで、お互いがゼロベースで学ぶ時間を共有することで、今までとは違った何かが生み出せるのでは?と思いました。
では、具体的にさらにどうしていくか。
どうやって先生たちにお知らせするか、というところでしたが、このあたりは、まるでそこにひとつの流れがあるように次々と素晴らしい出来事と出会いがやってきました。
最初は、キミチャレという瀬戸市の教育委員会主催の試みに参加させてもらえたこと。次は、あこがれ先生In瀬戸というイベントが瀬戸市で開催されたことです。
教育長ともお話させていただけましたし、熱い気持ちをもった先生方とも、これらを通して出会うことができました。
まさにこの流れ、このタイミングだ!と思い、先生と保護者が共に学び合う機会を創りました。
6月2日(日)に瀬戸市で学習会を主催することにしました。
最初ということで、人数は抑え目に36名。
それでも保護者18名、先生方18名があっという間に集まりました。
開催まであと40日ほど。
やってみないとわからないところもたくさんありますが、先生と保護者が同じ釜の飯、同じ学び舎を共にすることで、なにか、が生まれるような気がしています。
まだこれからどのようにつながっていくかはわかりませんが、今私が可能性を感じている学校のサポートの仕方は、
「先生と保護者が学びの時間を共にし、成長していくなかで、お互いのがんばりや考え方を理解し、共有していくという雰囲気を作り出すことと、そのための機会を創ること。」
ではないかと考えています。
あとは、今回の試みの結果を省みて、次の一手を考えていきたいと思います。
以上で当面の取り組みについての説明は一旦終了です。