児童心理 10月号 だらしがない子 | 「気づき」と「人間力」の教育 一尾塾

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この号を読んでいて、ちょうど自分のなかでリンクするような記事を読んだ。

この号では、整理整頓という観点から、断捨離について述べられている方がいた。

そこに書いてあったことが、以下だ。多少内容は異なるが、こんな感じである。

‘人間の歴史は飢餓の歴史であった。

しかしそれがほんの100年もしないうちに溢れて困る時代に突入してしまった。

そして私たちは、溢れて困っているにも関わらず、足りなくて困っている時代の対処法を使ってしまっている。’

もちろん世界各地域において、様々な事情があるので、一概にはいえないが、少なくとも私の周りに関しては、同感できる出来事が多々ある。

ちょうどそんなとき、ネットで読んだ記事が、ポテトチップ税に関するものだ。

その記事の中に、

‘先日国際赤十字社が発表した『2011年版世界災害報告』によると、「肥満人口が栄養不足人口を上まわって」おり、しかも「栄養不足による死者よりも、栄養過多による死者が多くなった」ことを明らかにしています。’

という文章があった。

これはすべてのことに言えるような気がする。

なにを捨て、なにをとるのか。

今回は、ものと食糧に関することであったが、これは知識にも言えることなのかもしれないと感じた。

自分にとって何が必要なのかということをしっかりと考えていくことが、取捨選択の力を磨くことなのだろうとふと思った。

こころにしろ、場所にしろ、多少のスペースを空けておくことがバランスをとるうえでも大切なのだろうとも思った。