【将来トレーナーになると決めるきっかけとは】
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
私が、トレーナーになると決めた高校2年生の前に、原点がありました。
私は、小學生の時から野球が好きで、将来はプロ野球選手になるという夢を抱いていました。
その小學6年生(当時12歳)の時の1988年ソウルオリンピックがありました。
当時、野球は、まだ公開競技でしたが、日本は決勝戦まで進み、アメリカ代表と対戦することになります。
アメリカ代表には、
先天性右手欠損というハンディキャップを抱えプレイしたジム・アボット投手が在籍し、決勝の日本戦では先発し、完投。
アメリカ代表が初優勝し、金メダルを獲得しました。
当時、このアボット投手知った時は衝撃でしたが、彼をすごく尊敬し、憧れを抱きました。
その頃から、アメリカに行きたいという思いがあり、視点が海外思考(アメリカ思考)になっていきました。
そして、ジム・アボット投手に憧れを抱いていたのもあり、彼の通った大学に通いたいとも思いました。
そして、いつしかミシガン大學に入り、野球をして、メジャーリーグに入る夢を抱くようになりました。
とにかく、メジャーリーグにめちゃめちゃ興味が湧き、メジャーリーグの情報をどう集めたら良いかわからなかったですが、
中學時代、よく野球用品を買っていたスポーツ店(太陽スポーツ平野店)の若い店員さんとの出会いが、メジャーリーグを深く知るきっかけとなります。
当時、メジャーリーグの放送は、たまにBSでしか放送していなかったのですが、
その店員さんの自宅では、ちょうどBS放送を視聴できる状態だったので、
メジャーリーグの試合放送がある度に録画をしてもらい、当時のオールスターをはじめ、試合をよく観ていました。
メジャーリーグを観るようになってからなのか、自然とアメリカと日本のスポーツの違いに氣付き始めていきました。
アメリカのスポーツは、シーズン制のスポーツで、小さい時から複数のスポーツをすることが当たり前で、
1シーズンに3つも4つものスポーツを掛け持ち、どのスポーツからも大學からの推薦を受ける選手は多くいます。
日本のスポーツの多くは、ほぼオールシーズンで取り組んでおり、
一人の選手が複数のスポーツをやったり、クラブに入ることはタブー視されています。
そんな環境に息苦しさを感じつつも、野球に打ち込んでいました。
また、あるきっかけで(確かあるテレビを観て)、ヨーロッパのスポーツ事情(特に陸上)の事を知り、
より日本のシステムに疑問を感じ始めていました。
「なんで、複数のスポーツをしたらあかんのやろか??」
「アメリカやヨーロッパでは当たり前のことなのに、日本はなんであかんのやろ??」
「一つのスポーツを専念し過ぎるあまり、世界で勝てる人材が育てへんのんちゃうか・・・??」
と、自然に思うようになっていきました。
私自身、もっと野球が上手くなりたかったので、野球以外のスポーツや遊びを積極的に行いました。
さらに独自に色々なトレーニングを実践していました。
とくかく野球が上手くなりたかった。
その一心で、普通にやってたら上手くはなれない。
ほな、アメリカやヨーロッパのようにたくさんの運動経験を積めばええんちゃうか??
ということで、全ては野球のために色々な取り組みをしてました。
とあるきっかけがあって、中學2年時に柔道を習いに町道場(加美道場)に
通いましたが、それも今の身体の土台となっています。
中学3年時には、ほぼ身長も伸びきっていたので(中学時代に約30㎝伸びた)、
ダンベルやバーベルを使ったトレーニングも行うようになりました。
身長があまり高い方ではなく、ガリガリやったんで、筋肉をつけたかったんです。
この頃に感じたこと、氣付いたことが今の考えのベースになっているのは言うまでもありません。
今、振り返っても、よくその違いに氣付いたもんやと思います。
お陰様で、これまで大きなケガもなく、オールラウンドの身体能力を身につけることが出来ています。
確かに、身体の強さに恵まれたのもあったとは思いますが、
あの時に様々な運動経験をしたからこそ、今があると言えますね。
小さいうちはとくかくたくさんの運動を経験することは重要です。
超一流のスポーツ選手は、小さい時は様々なスポーツやを経験しています。
その土台があるからこそ、伸びしろがあり、活躍できているんですよね。
※シーズン制とは、
アメリカは各スポーツのシーズン(試合など)が決まっています。
例えば、
春は野球、夏は陸上、秋はバスケ、冬はアメフトです。
そのシーズンしかほぼ実施していない(試合がない)ので、当たり前のように
複数のスポーツを掛け持ちするんですよ。
この考えの背景には、
ウィナー・テイクス・オール
(勝者が全てを得る)
というアメリカ特有の考えがあるためです。
※複数種目を取り組むメリットは…。
複数のスポーツを行うことでの
シナジー効果(相乗効果、共鳴効果)
が期待できます。
どういうことかというと、
1 + 1 = 3 にも 4 にもなる
というような効果のことです。