麦には"文化"というものが奥深いことを
少しお話させていただきます。

横浜という街は文化都市で
日本の「ホテル」そのものは
横浜が発祥地であります。

1860年2月にオランダ人船長のフフナーゲル氏により
日本初のホテル「横浜ホテル」を開業したのが
きっかけで全国区となりました。

今でも横浜にはクラシックホテルの
「ホテルニューグランド」という
銀座 和光と並ぶ文化建築物がありますが

そこの料理長が発明した
「ナポリタン」というスパゲッティは
日本の食べ物だったので大変驚きです。

日本は旅人が休む旅館や民宿などが
日本の文化だったりして
朝食はご飯にお味噌汁が主流。

朝にコーヒーやパンを食す。という文化は
西洋の文化を取り入れた生活になります。




国によって麦の用途が異なり

例えば、食パンはイギリスの麦が適していて
パスタはイタリア。フランスパンはフランス。

一流ホテルは素材も一流の麦を使うと言われているので、朝食の食パンには最高級のイギリスの小麦粉を使い、パスタには最高級のイタリアの小麦粉を使用するというお話を伺いました。

エジプトの麦はビールが発祥した国。そこからヨーロッパに流れ、その当時ヨーロッパではワインが主流の中、教会の修道院のシスターが新しい製法を編み出し、ご奉仕としてビールを配り、ゲルマン人がローマ帝国側のヨーロッパにも知らせ広く伝わったというお話があります。日本のビール文化は横浜が発祥地でそこから全国区に流れました。

日本の麦はモチモチしているので
うどんや練り物に適していたりします。

人類が初めて麦類を栽培するようになったのは
紀元前8000~7000年ごろから
主食として食べられていたということですから

裕福な人にとっても
貧困な人にとっても

前世から
ずっと私達と育ち
ずっと生きさせて
守ってくれていたこと

大切で大切な
食べ物だったんだと思います。

麦のお話でした。