祭りのあと。 | 『いつかの少年…』

祭りのあと。





いくら昼間蒸し暑くても、夜になると肌寒い。やっぱり秋なんだなぁて思う。大好きだ。なんとなく切なくて、なんとなく寂しい季節、秋。
決めた。髪を伸ばそう。離婚後の萩原聖人や吉岡英隆のように。バツなしだけど、バツイチの気分に浸ってやろうじゃないか。あとはこれから寒くなるから、防寒対策の一環も含めて。


毎年秋になると思い出す。高校の帰り道。チャリンコで長い坂道を下ってくんだ。あの乾燥した冷たい空気を感じながら。鼻の中ツーンってなるんだ。
好きな娘にフラれたときなんか、あの空気が痛いほど身に染みるんだ。
僕の高校時代の思い出は、8割方秋に凝縮されている気がする。だから秋好きなのかな。


もう6年以上前の出来ごとなんだ。
気付けば、結婚してもおかしくないような歳になってんだ。同級生たちは案の定続々結婚してく。


でも俺は結婚とか考えるのやめた。そんなん考えたって、どうせ彼女もいないんだし、理想ばっか膨らましても、現実とのギャップに苦しむだけだ。もういい。


これからは本当に自分のためだけに生きていこうかと思う。
今までは仕事でもなんでも心のどっかである人のためとか思ってやってた。ってか、そう思わないと頑張れなかったのかもしれない。
でもいつまでもしがみついててもダメだから、自分のために頑張ろうかと思うよ。


あのときの約束は、頭の片隅にしまっておこう。