NYC【番外編】 黒人と(心の中で)バトル ←小心者 | 週末の夜にフェロモンを - アラフォーですが、何か!?

NYC【番外編】 黒人と(心の中で)バトル ←小心者

月曜日はニューヨークから早朝便で戻ってそのまま出社。

朝、JFK空港までのタクシー車内でドライバーが発した言葉にカチンっ。

でも、無用な争いを避けるために(小心者なので)、反論するのをぐっと我慢。

申し訳ありませんが、ブログでのグチにお付き合いください。


ことの発端は、ホテルの部屋からタクシーを手配した際の行き違い。
「もうすぐチェックアウトするから、タクシーを呼んで」とフロントに依頼。
ほどなく、タクシーが来た、と折り返しのコール。
5~10分で下に下りる」と伝える。
どうも、フロントはこの“5~10”分をドライバーに伝えていなかったようだ。
時間通りにロビーに下りて、待っていた黒人ドライバーのタクシーに乗る。
この時点では問題なかったけど、車が動き出した直後、
ドライバーにある一本の電話が入ってから、彼の態度が急変。
どうやら相手は、空港で待たせている次の客のようだ。


ここで彼は、

「いまそっちに向かっているから、もうちょっと待ってくれ」
(↑出た!! 蕎麦屋の出前みたいなセリフどんより


次いで、

「コイツが遅れてきやがったんだ」

と、いっち をコイツ呼ばわりして次の客に言い訳。ちょっとカチンとくる。


そして、電話が終わったあとの暴言を一生忘れることはないだろう。

“You messed up everything! You made me lose my job! F**K!!”

(お前のせいで、すべてが台無しだ。客が逃げちまったじゃねぇか。F**K!


ホテルから空港まで10分なので、すぐロビーに下りてくることを想定して、
次の客に、すぐピックアップできる、と約束していたのだろう。
普段、時間にルーズなくせに。←妄想妄想


「客に向かってF**Kだと!? オレは時間通りに来たじゃないか。
次の客とのアポがタイト過ぎなんだよ。ちょっとくらい時間に余裕みとけよ」
と叫ぶ、もちろん心の中。
(↑言い争いになったとき、銃など出してきたら怖いので)



あのセリフは、たぶん白人の客に対しては言わないだろう。

こっちが黄色人種だと思って見下したセリフ。

黒人である彼も普段、有形無形の差別を受けている。

黒人として生を受けたこと、そして家庭がたぶんそれほど裕福でなかったこと、

それらの境遇は彼の責任ではない。

でも、そこから這い上がろうと努力するのと、しないのとでは、

その後の人生の精神的な豊かさを大きく左右するはず。

彼は間違いなく後者。客に向かってあのセリフでは無理もなかろう・・・。



このタクシー、料金は交渉することになっていたのだけど、

空港に到着すると、彼は着いたとか、料金のこととかを言わずに車を降り、

トランクからスーツケースを取り出す。

ナイアガラから戻ってきたとき、同じ空港からホテルまでの料金が、

チップをつける前の段階で12ドルだったので、

スーツケースを受け取ると、チップ抜きで12ドルだけ渡して足早に立ち去る。

次の客と相応のチップとの両方を失った彼に、

”You deserve it!”と心の中で叫びながら・・・。



※この一件が、今回の旅行の思い出を台無しにしたわけではないので、

読者の皆さん、どうぞご安心ください。

乱文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。