こんにちは。neruです。
10月9日の早朝、ペケが虹の橋を渡って行ってしまいました。
いつかは来る、とわかっていたこの日…できればもっと先になって欲しかったです。
ゴールデンウィークに調子が悪くなって、心臓に異常があるとわかったのが8月。
毎日、お薬を飲むのを頑張りました。
病院の先生からは心臓の状態は相当悪いと聞いていたので、いつまで一緒にいられるんだろうと思いつつ、最近は症状も落ち着いているように見えていたのでゆっくり過ごせればいいかな、と昨日はあったかいボアのベッドを買ってきたところでした。
早速ベッドを気に入って、かたもりと寄り添い、ご飯を食べ、しっかりトイレもして、窓のサンに飛び乗って外を見て…という、いつもの一日。
そして朝の4時ごろに、パタンという音と爪のカチカチという音がしたので、ペケが部屋の扉を開けようとしているのかと思ったら、かたもりがいつもとは違うところにいたので布団に連れて行こうとしたところ、どうもさっきの音の様子がおかしい。
まさか…
と思って電気をつけると、ペケが倒れていました。
心臓の病気のことを調べていたので、発作だ!とすぐにわかりましたが、同時に「もうだめだ…」とも思いました。
ペケは一生懸命、前足で歩こうとしていました。
後ろ足は、血栓が詰まっているため、動きません。
すぐにspaさんを起こして、二人で一生懸命ペケを撫でました。
呼吸がしやすくなるように動くペケを、介助しました。
苦しむペケに、私たちはそのくらいのことしかできません。
30分ほどして、ペケは息を引き取りました。
変に冷静で
やっと楽になれてよかった
そう思いました。
ベッドに寝かせてあげると、いつもの寝ているペケでした。
声をかけると、今にもしっぽをパタンパタンさせたり、「ン」と返事をしそうでした。
でも、もうお返事はしてくれません。
運よく、火葬してくれる業者さんもすぐに見つかり、「雨が降るのですぐ準備します」と言ってくださりました。
業者さんは「こげ茶色って珍しいですね」「足の先
が白くて足袋みたいなんですね」と私たちが大好きなペケの自慢のところをすぐにほめてくれました。
そして、小さな花束をペケに持たせてくれました。
私たちも持ってきた仏花をペケに持たせると、すごくすごく素敵な姿で、天国でお花をいろんな猫ちゃんに渡してくれるのかなって、そんなペケの様子が目に見えるようで、変に得意げな気分になりました。
ペケが、お空に、虹の橋を渡ってゆきます。
雨がポツポツ降ってきて、火葬が終わるころ、サーっと雨が降りました。
ペケが「またね、ばいばい」と言っているみたいでした。
収骨するときは雨がやみ、業者さんが丁寧に骨のことをおしえてくださいました。
喉ぼとけも、脚の骨も、しっぽの骨も、きれいに残っていて、
あごの骨は、いつものペケのお口のままでした。
いつもお世話になっていたお医者さんにペケのことを報告しに行き、帰路につくとポツポツと雨がまた降りだしました。
家について中に入ると、本降りになりました。
spaさんが「雨まで気ぃつこてくれたんやな、ペケは」とつぶやきました。
ペケは、いつも気遣いの子でした。
かたもりが甘えていると遠慮がちになるし、仕事部屋に入る時も、そっと自分でドアを開けて入ってきていました。
spaさんと私がけんかをすればものすごく不安そうな顔をして仲裁(?)してくれて、私たちの仕事が忙しいときはじっと寄り添って待っているような、そんな子でした。
つるつるの毛並み、甘える声、ぶちの肉球、擦り付けてくるおでこや鼻…ペケのすべてが、いとおしいです。
ペケちゃん、生まれてきてくれてありがとう。
おうちに来てくれてありがとう。
また、どこかで会おうね。
