上場企業にとっては四半期決算というのはただただめんどくさいだけのものではないかと勝手に思う。

(少なくとも自分にとってはそうだった。)

 

まあ、B/S・P/Lは普通につくるからいいけど、CFがめんどくさい。

もしくは作っても企業によっては誤解・ミスリードの要因になるだけなのでみないでほしいというのが本音だろう。

季節要因が強い業界では特にそうではないか?企業会計で開示されるCFはそのほとんどが間接法。すなわちB/Sの読み替えである。

だったらB/Sしっかり読み解いとけよ。ということだ。

 

もう一つ。税効果会計。

こっちはもっとたちが悪い。超巨大企業であればほぼ実効税率で落ちてくるのでいいが、さして大きくない企業では一時差異のブレ幅が四半期単位で大きく、税負担が=最終利益が特に何もしていなくても実力と関係なく大きくぶれてしまう。もちろんこれも原則計算を四半期で盲目的に方程式通りやった場合。四半期単位で加減算調整しても期末の着地とは全く異なる結果が出るのだから無駄この上ない。ちなみに私は「中間決算での税金計算も無駄」派である。

もちろん適時開示義務のないお会社は期末に本気の税金計算だけで期中にそんな無駄骨を折ることはしていない。

 

キャッシュフロー計算書の四半期開示は早々に簡略化(開示省略)されたが、税金計算・税効果も四半期では単純実効税率で税金費用を仮計上する簡便法を原則としてもらえないだろうか。まあ、自分がやることはもうないのでいいっちゃいいんだが・・・