●8月24日

午前11時から納骨堂に隣接するお寺のお堂で一周忌の法要をとりおこないました。

集まってもらったのは亡き奥さんのお姉さんファミリー、お兄さんファミリー。


お義父さんは軽い腸閉塞(軽症)で急遽入院中。

僕の親族は母の体調を考慮し、欠席。


チビは集まってくれた従兄弟(従姉妹)にチヤホヤされて大はしゃぎです。


●納骨堂の契約に併せて改宗となり、四十九日以降は浄土真宗での法要です。

僕は宗派のことはよくわかりませんが、お若いお坊さんが唱えてくれる浄土真宗のお経はなんとなく優しくて、包み込んでくれるような、眠くなるような。。。


そんなお経を聞きながら、奥さんの遺影を眺めていると、「何でこんなことになってしまったんだろう」といつも思ってしまいます。



●一周忌を終え、なんとなく肩の力が抜けたような気がしました。

あくまで形式としてですが、何か一区切りついたように感じます。

これからは僕ももう少しポジティブに前向きに生きていかなくては奥さんに顔向けできません。

奥さんから何度も「再婚してね」と言われたことを思い出します。失語症が酷かったのに、よくその言葉が出てきたなと今更ながらに感心しますね。



ちょっとした心の変化ですが、これまでは愛する奥さんの"死"について四六時中考えていたのが、最近はちょっぴりですが自分の将来というか未来を考えることができるようになりました。



◉さて、このブログを書き始めてから、本当に多くの方々に見ていただき、コメントやメッセージをいただきました。

闘病期間中の苦労も、奥さんが亡くなった後の悲しみも、多くの方々の励ましによって僕はどれだけ救われたことでしょうか。

本来であればお一人お一人に高級メロンでもお送りしたいところですが、それは叶わぬゆえ、この場での御礼とかえさせていただきます。

本当にありがとうございました!



◉奥さんの闘病をいつかチビに知ってもらいたい、そして、同じ病気で悩まれている方やその家族の方に参考になればと書き留めてきたこのブログもある程度役目を果たし終えたのかなと思っています。

とりあえずブログの毎月更新はこれにて終了とさせていただきます。

ただ、ブログを辞める訳ではないので、またポツリポツリと思いの丈を書き留めることもあろうかと思います。

また、引き続き同じ病気で戦っている皆様のブログはしっかり読ませていただます。



最後に、このブログを通じて、現在複数名の脳腫瘍で闘病中のご家族の方とメッセージのやりとりをしています。

脳腫瘍という難しい病気、ご家族の方にとったら不安でしかないと思います。

こんな僕でよければメッセージを通じて経験をお伝えしたり、悩みを聞くことくらいはできるかなと思います。

お気軽にメッセージいただければと幸いです。(メッセージに気付かない時もあるかもしれませんが、その時はご了承ください)