『ホームレス中学生』『ICHI』期待下回るスタート
3-D『センター・オブ・ジ・アース』は健闘
話題のベストセラー小説を映画化した『ホームレス中学生』が25日(土)に全国309スクリーンで公開されたが、やや期待外れのスタートとなった。25、26の2日間で観客動員9万246人、興行収入は1億1507万円。これは、興収9億円前後が見込まれる『イキガミ』のスタート時の成績に届かない出足だ。
上映している劇場関係者は、「観客は小学生の子どもを連れたファミリー層と20代の若い人でねらい通りですが、全体的に予想よりも少ないですね。タイムリーな企画ですが、公開が遅れたことが少しマイナスに作用した可能性はあります。ホームレスという題材も、今の社会情勢では生々しすぎたのかもしれません」と語る。
一方、綾瀬はるか主演の『ICHI』は25、26の2日間で7万8969人を動員し、1億406万円を記録した。こちらも全国約250スクリーンという公開規模を考えると、いささか期待はずれの展開。故勝新太郎さんの人気シリーズ『座頭市』の女性版というふれ込みを、若い層へ向けてへ積極的に行っていたが、20代の女性が少し目立った程度で主流は年配の男性客だった。この客層は、今後もあまり変化しないだろう。
この邦画2作品と同日に公開され、限定公開ながら健闘したのが3-D映画の『センター・オブ・ジ・アース』。週末2日間での興行収入は1億2264万円だった。全国104スクリーンで封切られ、1スクリーンあたりの成績は『ホームレス中学生』をはるかに上回る。
珍しい立体画像にある程度の関心は集まったようで、客層は20代の女性、若いカップル、ファミリー層の姿が目立った。上映館104スクリーンのうちほぼ半数の53スクリーンが3-D上映だったが、実に全興行収入の76%を占めた。まだまだ限定的な公開形態ながら、ある程度の成果は出たといえる。
出典:Variety Japan