samādhi〜漫画篇〜 | 日々雑記

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日々の備忘ですよん


2月後半から帰省するまで
すっかり自粛モードに入ってしまって
それでかなんだかすごい勢いで
マンガを読み耽っていて
読んだことすら忘れちゃいそうな量だったので
ちょっと備忘のためにシラー



*ミステリと言う勿れ①〜⑤巻
田村由美

(このカラーの表紙の絵を見て
なんとなく内田善美を思い出してしまって
なんとなく読み始めてしまったのが
そもそもの始まり(^^;; )

もしも百年が  この一瞬のうちにたつたとしても 
なんの不思議もないだらう
雨が降つている 雨が降つている
雨は蕭々と降つている  

この三好達治の『大阿蘇』の一節は
第4巻の episode5 "雨は爼上に降る" で
使われているんだけど
主人公の久能 整(くのう ととのう)君の
読書歴には他には
マルクス=アウレリウスの『自省録』とかあって
一体どういう奴なんだ、整くん、君は?

ところで三好達治は
萩原朔太郎の娘にあたる
葉子の著書『天上の花』によると
朔太郎の妹と結婚したのだけど
すごいDV夫だったらしく
それが彼の詩の美しさと結びつかなくて
ワタクシ的に判断保留になっている人なのだけど
整くんはそこのところどうなの?
とか気になってるんだけど…



*波よ聞いてくれ①〜⑦巻
沙村広明

『月刊アフタヌーン』に
現在も連載中のマンガで
札幌のラジオのパーソナリティに
いきなり抜擢された女性が主人公なんだけど
セリフ回しが面白過ぎて
あんまり好きな絵柄ではないんだけど
一気に読んでしまった…



*なないろ革命

娘に「これすごいから」と
ススめられて読んだもの
『リボン』に連載された
女子中高生のイジメもので
絵柄はいかにも
最近のリボンとかチャオとか風…
なんだけど
「どうでもよくなるくらいなら
ゆゆは一生忘れられない傷になる」
なんて台詞が出てきて唸ってしまったえっ
リボン、侮れませんね…
(ゆゆちゃんは最初主人公の友達だったのが
凄まじいイジメの張本人となった子で
これは留学に旅立って行く
ゆゆちゃんの最後のセリフでした
ホントびっくりした!)



*PERIOD①〜⑤巻
吉野朔実

『月下の一群』
『少年は荒野を目指す』
『ジュリエットの卵』
などなど懐かしく思い出して
最近どんなのを?なんて探し出して読んでみる
萩尾望都の『残酷な神が支配する』を
思い出してしまうような
父親に虐待を受けた兄弟の話で驚く…

ところで吉野朔実は
なんと4年前に亡くなっていたらしく…
合掌



*鬼滅の刃①〜(18)巻

「俺は長男だから我慢できたけど
次男だったら我慢できなかった」

「頑張れ 炭治郎 頑張れ‼︎
俺は今までよくやってきた‼︎
俺はできる奴だ‼︎
そして今日も‼︎
これからも‼︎
折れていても‼︎
俺が挫けることは絶対にない‼︎」

これらの出典が分かってよかった笑
ワタクシの推しは
我妻善逸クンだったりするんですが
これ読んでいくと鬼になっちゃったヒトが
気の毒になっちゃって
誰が「鬼」なのか考えさせられちゃった…



*櫻の園
吉田秋生

この人の『ジュリエットの海』を
読みたくて探してるんだけど
なんかそのかわりに、みたいな…



*イティハーサ①〜⑦巻
水樹和佳

絵柄が苦手でずっと読んでなかったのを
そろそろいいかと思って…
SFと宗教が合わさったような大作で
コリン・ウィルソンとか好き?
みたいな感じで
若い頃に読んでいたら
思いっきりハマったんだろうか?
とも思うんだけども
しかしワタクシは別に
コリン・ウィルソンにも
ムーにもハマらなかったわけだし
うーんやっぱり水樹和佳は
ワタクシにはあんまり…かなあうーん
読み応えは凄まじくあったんだけど…



しかしもうマンガは暫くいいかな…笑