ROKUNOMIYA | 日々雑記

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日々の備忘ですよん


青空文庫で芥川の

《六の宮の姫君》を一読後

その読後感のあまりにもな不思議さ、

というか、奇妙さ、

というかなんといえばいいのか、

しかもつっけんどんに

突き放されたような

居心地の悪さに

とても理解に苦しんでしまい

つい関連のものをあれこれ

思いつくままに読み漁っていました(^^;;

 

はじめフェミニズムみたいに読んでしまって、

(それで河野真太郎の

『戦う姫、働く少女』買っちゃった♡

この後読むつもり。面白そう〜)

でもこのお姫様はあまりにも

受け身というよりもっと

アパシー過ぎるというかで

これは違うのでは?と思いいたり、


 で別の作品『文反故』みたいに

「熱烈に意志しないものは、

罪人よりも卑しいと云う」のならば、

そのような教育を受けてこなかった女性は

一体どうすればいいの?という

『六の宮の姫君』をかいた芥川を

批判する若い女性読者の手紙を拾って

反駁する作者、という形(まわりくどい…)を

とった作品もあるわけで、

これもしかして女性の生き方が

どうとかこうとか言うのではなくて

かなり彼の死生観が

出ている作品なのでは?

と思い始めたところに、

北村薫《六の宮の姫君》が届き、早速読了。

ワタクシの考えを裏打ちしてもらった気がして

ようやく気持ちが落ち着きました。

(しかし六の宮の姫君と芥川のことが

気になって読み進めたけれども、

北村薫の文章はワタクシ的には

かなり苦手な部類。

これはまた別の話ですね)


それにしても『六の宮の姫君』に

引っかかる人って

案外多いんでしょうか?笑


地獄どころか極楽だってないかもよ?

なんて唐突に、

そんなこと考えてもいない人に

そう言って見せる人って

ちょっとギョッとしちゃう人

しかも彼『往生絵巻』の作者なのに…

(こちらもまあ変な話でした

「阿弥陀仏よや。おおい。おおい。」

と呼ばわって西に向かっていた男が、

枯木の上で亡くなって発見された時、

口の中から白いハスの花が咲いていた。

なんて、え、これだけ?みたいな…)

ただ一心に念仏すれば

極楽に往生できる、

て書いて見せただけ、なの?

 わざわざ?

まあ人々が望む極楽浄土が

一体どんなところなのかといえば

誰も知らないわけですが、

だからって、どうしてこんな…

 

それに六の宮では

慶滋保胤まで出してきて

(安倍晴明のお師匠さんの次男で

家業を継がず文章家の家に修業に出て

その後出家して偉いお坊さんになった方。

漫画『陰陽師』によれば、

家業を捨てたのは晴明のせいらしい)

姫に念仏させて、

あげく一心に念仏出来ず

成仏できないでいる姫の魂を

「腑甲斐ない」なんて言っているけれど

そんなこと言われても、というか…


芥川ってすご〜く頭のいい人だとは思うけど

そばにいると怖いんじゃないかな

ドキリとすることを言ってのけて

それがどういうつもりで

言っているのかわからなくって

いつも考えちゃって、

ビクビクしちゃいそう

でもそう思われるのって、

本人的にどうなの?

随分他人の思惑を

気にする人だったというし…

というのは北村薫版六の宮の後半部分で!

 

なんだか厭世観というか虚無感というか

やるせない気持ちにとらわれて

お天気も悪いし重苦しい気持ちで

思いっきり塞ぎ込んでしまった…

こんな日もありますね。

 

(この後ひどい頭痛に苦しむ。大変だった )


 

2018/04/25