私は高校生くらいの時から、強いストレスを感じたり、疲れがたまると顔に蕁麻疹(じんましん)が出るようになりました。

 

蚊に刺されたときのように赤く腫れ上がり、それが顔中、そして耳の中にポツポツとたくさんできました。

 

赤く腫れ上がった顔と耳の中はとてもかゆく、火照り、その度に氷で冷やしたり、我慢できない時はアンチヒスタミンを飲んで症状を抑えていました。

 

この蕁麻疹とはもう何十年もの付き合いなので、きっとこれからもずっと無くなることはないのだろうと思っていました。

 

 

そして去年。

 

ノンデュアリティ(非二元)の概念にであい、

 

起こる出来事をただそのまま見つめ、そのままにしておく

 

という方法を知り、蕁麻疹に対しても同じアプローチを試してみました。

 

やり方としては、

 

「あ、この感じはこれから蕁麻疹が出てくるな」

 

と感じた時、

 

ただその予感を感じる

 

かゆみと火照りを感じたら、

 

ただそのかゆみと火照りを感じる

 

蕁麻疹が出てきた原因を追求するのではなく、

 

「あ、いま蕁麻疹が私の体に起こっている

 

と、

 

ただその現象を見つめる

 

こんな感じです。

 

 

振り返ると、今まで顔に蕁麻疹ができた時は

 

何が一番ストレスと感じていたんだろう?真顔

 

とか、

 

きっとあの時の疲れが原因かな?真顔

 

とか、顔に出た”蕁麻疹”という現象に対して、その原因を追求していました。

 

蕁麻疹を完全に「自分のもの」と認識し、

 

○どうやったら蕁麻疹を抑えることができるか

○そもそもどうやったら

蕁麻疹が出てくるのを予防できるか

 

ということを、一生懸命試行錯誤していました。

 

蕁麻疹という現象に執着し、

 

そのエネルギーを

自分のところで止めていました。

 

 

ノンデュアリティにであい、蕁麻疹を自分のものと捉えるのではなく、

 

ただ、

蕁麻疹という現象が起こっている

 

と認識し、ただそれを見つめ、”無”の意識でかゆみを感じきることにしました。

 

すると本当に不思議なのですが、蕁麻疹がひどくなることはなく、そのまま氷も当てず、薬を飲まなくても自然と蕁麻疹が引いていきました。

 

これを数回繰り返していたら、ほぼ蕁麻疹が出てくることは無くなりました。

 

今もとても稀に蕁麻疹が出そうになる時があるのですが、このやり方でただ蕁麻疹を見つめ、放置しているといつの間にか症状は無くなります。

 

蕁麻疹という現象(エネルギー)を、自分のところで止めるのではなくそのまま通過させる感覚です。

 

 

人は、自分が嫌だと思っているものこそ執着する傾向があると思います。

 

無意識のうちに、起こった嫌な出来事を

 

自分に起こっている、

自分が解決すべき出来事だ

 

と考え、そしてそういった思考がさらにその現象を自分の中で大きなものにいしていきます。

 

まさに悪循環です。

 

もしいま、何かしらの肉体的な痛みや心の苦しみで悩んでいる方がいらっしゃれば、

 

どんな現象、思考(エネルギー)もそれをそのまま受け入れ、

 

そのエネルギーをそのままの形で自分の中を通過させ、

 

そのエネルギーが自分の体から出ていくのを見つめてみてください。

 

エネルギーが体の中を通り外へ出ていく様子を実際にイメージすると、さらに効果的です。

 

私はこの方法で、長いあいだ苦しんでいた蕁麻疹から解放されましたニコニコ

 

 

最後までお読みいただきありがとうございますクローバー

 

今日もすてきな一日をお過ごしください。

 

ドイツより愛を込めて飛び出すハート