嫌な気持ちと聞いて、皆さんはどんな気持ちが思い浮かびますか?
私にとっての嫌な気持ちは、
- 焦り
- 苛立ち
- 不安
- 怒り
- 劣等感
私が繰り返し体験する嫌な気持ちは、
子供を幼稚園にお迎えに行くときに感じる”嫌な気持ち”です。
へ?
という感じですよね
お迎えなんて、ただ子供を迎えに行って家に帰ってくるだけじゃない?
と思いますよね。
私が子供たちのお迎えに幼稚園へ行く時に感じる嫌な気持ちを書き出してみました。
- ドイツ語が話せない(劣等感)
-
無表情でいつも怒っているように見えるドイツ人(他の保護者)のことが好きになれない(不快感?)
- ドイツ語が話せないから、他の保護者とあまり関わりたくない(劣等感&不安)
- ドイツ語も話せないし、他の保護者とも関わりたくないから早くその場から去りたい(劣等感&焦り)
- でも、子供たちはおしゃべりをしたり遊んだりしてなかなか帰る準備をしてくれない(苛立ち)
結果、
帰り道に苛立ちを子供たちにぶつける。
(ごめんよわが子)
どうにかしてこの嫌な気持ちを葬りたいと思っても、毎日お迎えに行くたびに同じ不快な気持ちになり、気がつけばその苛立ちややりきれない思いを子供たちにぶつけていました。
嫌な気持ちを実際に書き出してみて、お迎えに行く時の何が嫌なのかが明確になりました。
そして、書き出した後は一つずつこれらの気持ちに寄り添ってみました。
・ドイツ語が話せない
→ドイツ語が話せなくたっていいじゃないか!
海外生活14年目。もう新しい言語の習得に疲れてしまったんだよ。
・無表情でいつも怒っているように見えるドイツ人のことが好きになれない
→好きになれなくなっていいじゃないか!
無表情で怒っているような人を好きになれる方が不自然じゃないのかい?
・ドイツ語が話せないから、他の保護者とあまり関わりたくない
→関わらなくていいじゃないか!
誰かに、「私と友達になってください!」と頼まれたのかい?
・ドイツ語も話せないし、他の保護者とも関わりたくないから早くその場から去りたい
→そう思ったらそう思ったでいいじゃないか!
それが君の本音なんだろ?
・子供たちはおしゃべりをしたり遊んだりしてなかなか帰る準備をしてくれない
→だって子供だぜ?
4−5歳の子がお母さんが迎えにきたからって猛ダッシュで帰る準備をしてたらそっちの方が心配にならないかい!?
嫌な気持ちを書き出し、その自分の気持ちに寄り添ってからの幼稚園のお迎えは、これまでのものとは全く別のものになりました。
心の底から
嫌な気持ちを感じてもいい
嫌な気持ちが起こっているだけ
それをただ
そのままにしておけばいい
と本気で思えるので、例え他の保護者の視線を感じても、例え他の保護者の輪に入れなくても、子供がいつまでも帰る準備をしなくても慌てたり焦ったりしなくなりました。
私がたどり着いた
「何度も繰り返す嫌な気持ちへの対処法」
それは、
まず、
「出てくる嫌な思考を
一つずつ丁寧にたどる」
わいてくる思考、ただ起きることを”ただみつめてそのままにする”というアプローチに加え、
「自分の気持ちに寄り添う」
そして、
「そう感じてもいいと自分を認める」
ことです。
私は嫌な気持ちが起きたとき、「それをそのまま見つめる」ということができていませんでした。
ただわいてくる思考に
- 自分の概念を付け加え
- 複雑化し
- その思考を手放せずに自分のものにしよう
としていました。
なのでその嫌な気持ちは何度も繰り返されていた(繰り返されているようにみえていた)のです。
いつも同じ嫌な経験をする、嫌な気持ちになると悩んでいる、苦しんでいる方がいたらぜひこの方法を試してみてください。
必ずその嫌な気持ち、苦しみ、悲しみはあなたから去って行きます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました
すてきな週末をお過ごしください
ドイツより、愛を込めて