母の葬儀後の景色を1年前に夢で見た
昔、京都のマンションで2年ほど暮らしていたことがありました。
間取りは3LDK、そのうち一部屋は6畳のモダンな和室です。
マンションに引っ越して間もなくの頃、変な夢を見ました。
東京に住む友人がやってきて和室に泊まり
彼が帰った後、その部屋が一面の花畑になる
という夢です。
やがて夢の通り
友人が京都へ遊びに来て和室に泊まりました。
しかし、新居に友人が泊まりに来るのはよくある話。
私は予知夢を見たとは全く思わず
そんな夢を見たことも、すっかり忘れてしまいました。
数か月後。
実家の母が「胃の調子が悪い」と言うので
病院に付き添っていくと、胃がんであることがわかりました。
しかも、すでに手遅れ状態で、余命は1年もないと…。
母は即入院、私はマンションから毎日のように病院に通いました。
週一で外泊許可をとって母をマンションに迎え
母が大好きだった愛犬や愛猫と最期の時を過ごさせました
(段差のきつい実家で介護は無理だったので)。
翌年の春。
母はマンションの和室で、家族に見守られながら息を引き取りました。
葬儀を終え、遺骨を飾る祭壇(「後飾り祭壇」と呼ぶそうです)が
その和室に作られた後、葬儀会社の方から
「供花を3対ほど、お持ちしましょうか」
と連絡が。
「はい、お願いします」
と答えたものの
供花は10対ほどあったので、欲張りな私は内心
「全部持ってきてくれればいいのに
」
と思っていました。
すぐに供花が運ばれてきたのですが…。
広い葬儀会場で見ると、供花はそこそこの大きさでしたが
マンションの室内で見ると、予想外のサイズ。
3対=6基分の花が並ぶと、6畳の和室は足の踏み場もないほど
埋め尽くされました。
その瞬間、私は以前に見た夢を思い出したのです。
東京に住む知人がやってきて和室に泊まり
彼が帰った後、その部屋が一面の花畑になる。
まさしく夢で見た通りの光景でした。
「こういうことだったのか…」
と驚いたのと同時に、もしあの夢を見たとき
家族の誰かに命の危険が迫っている
と感づいていたら…
とも思いました。




