連休中に気になった憲法のこと | I have a thing about ・・・・

連休中に気になった憲法のこと

 最近、いろんな新しい改憲論が出てきているようなんだけど、全く、共感できるところがない。

 長年にわたりこの国は何の議論をしてきていて、膠着状態に填まり込んでいたのかという点に関する知識がないのかという感じがする。

 ハッキリ言うと、宿題やってきてないだろうということだ。

 まどろっこしいようだけど、絶対にその点をすっ飛ばしての議論はダメだ。

 憲法典に関する議論をする場合は、もっと、真剣に勉強して欲しいというのが切なる願いだ。

 根本規範に対する考えが軽すぎる。

 立法者の出自は問わないが、自分自身の寄って立つ上記の足場が見えない人ばかりで困る。

 これは、司法試験に出る法律論だけではダメだ。

 やはり、歴史観、倫理観、政治観が確立していないと、体系的な議論が全く出来ない。

 カッコ良い見栄えの浮ついた単語の羅列に終わってしまっているようだ。

 こないだも書いたことだけど、ぼくにとってはどうしても譲れない点が2点ある。

1.この憲法は、自ら意図したものではないけれど日本国民を含めたアジアの諸国民の「血で購ったものだ」という点を抜きにしてはならないのだという点。

2.憲法の改正はあったけれど、大日本帝国、日本国の政体には、等しく抜きがたい不信感を持っているというということは繰り返し彼方此方に書いてきた。その信用できない政体をよくもまぁ半世紀を超えて抑制してきたものだとと思っている。これは、僥倖といわずにいられない。

この2点だけは、どうしても譲れない。

 ぼくの立場を言っておくと、複雑怪奇なのだが、右翼か左翼かと問われれば、間違いなく「みんぞく派」に位置する。
一番根っこは、日蓮原理主義者だと言ってもらって結構だと思っている。宮沢賢治と北一輝を足して2で割ったものと考えて貰ってもいい。・・・想像できないよな・・・そんな人物。(⌒-⌒; )天皇制などと言うものは、この国の安寧に寄与するものは何もない。かえって利用されると天皇家にも類が及ぶので全く違った立場にしてあげるのが良いと考えている。よって憲法を変えるべき筆頭は第一章部分だと考えている。よって右翼とは言いたくない。民族派と言いたいんだ。でも、日学同や学協などが名乗っていたのでそう言うのも抵抗があるので、積極的には言わない。

 アナーキストか、自由主義者か、リベラルか、ソシアリストかと問われれば、ソシアリストだ。こういうとちょっと言い過ぎだけど、お金多寡だけで資源配分を決定させてはいけないというのが根っこだから、まぁ、上手くやるのであれば自由経済でも当面は良いのだとは思っている。でも、資本主義と言われる体制は、近い将来維持できなくなってくるのは間違いないと思っているだけだ。ただ現状では、ぼくたちは、まだ、社会主義社会を運営する能力を持ち得ていないとも思っている。

 護憲派か改憲派と問われれば、消極的な護憲派だ。これは以前にどこかに書いた。田畑忍教授や土井たか子姐みたいにかっこ良く言い切れればいいのだけど、腰が引けている。そこまでの根性はない。
・・・どこに書いたか思い出した。わたしが頑固なわけ



 
 ということで、ぼくが、演習を持つとしたらどのようなカリキュラムを組むのかと考えてみた。

 にわかに考えたことなので、意は満たせないけれど取り敢えずこんな感じになるんじゃないかと思う。

 内容はあんまり気に入らないけれど、我々は、大学に入るまでに学校や家庭の学習では常識的な基礎教育を受けられないので最初の1ヶ月で、以下の2冊をだしにお勉強する。根本規範とは何かということについての基礎固めだ。
 
日本人のための憲法原論/小室 直樹

¥1,890
Amazon.co.jp

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか/小室 直樹

¥1,890
Amazon.co.jp

占領下の諸事情について学習、1ヶ月。

 ぼくが戦後史を学びはじめたのが、この本からだった。その後も、フォローしてるつもりだけど、30年経っても、やっぱ、それで良かったんだと思う。喜んで良いのかどうかわかんないけどね。

マッカーサーの二千日 (中公文庫)/袖井 林二郎

¥1,300
Amazon.co.jp

 憲法制定過程に関してざっと見通しを1ヶ月

日本国憲法の二〇〇日 (文春文庫)/半藤 一利

¥620
Amazon.co.jp

 護憲・改憲論の前提を知るために次の1ヶ月で以下の1冊を

日本国憲法・検証1945‐2000資料と論点〈第7巻〉護憲・改憲史論 (小学館文庫)/竹前 栄治

¥770
Amazon.co.jp

 ここまで進めたら、後は、みんなで手分けして以下の書物を読んで、上記、「護憲・改憲」の視点から比較、論評する。

日本国憲法はこうして生まれた (中公文庫)/西 修

¥1,200
Amazon.co.jp

日本国憲法の誕生 (岩波現代文庫)/古関 彰一

¥1,365
Amazon.co.jp

日本国憲法を生んだ密室の九日間/鈴木 昭典

¥2,940
Amazon.co.jp

日本国憲法誕生―知られざる舞台裏/塩田 純

¥1,575
Amazon.co.jp

シリーズ日本国憲法・検証 1945‐2000資料と論点〈第1巻〉憲法制定史―憲法は押しつけられ.../竹前 栄治

¥770
Amazon.co.jp

一九四六年憲法-その拘束―その他 (文春文庫)/江藤 淳

¥591
Amazon.co.jp

日本解体―「真相箱」に見るアメリカGHQの洗脳工作/保坂 正康

¥650
Amazon.co.jp



 以下、自主学習用の教材。

日本国憲法誕生記―シリーズ戦後史の証言・占領と講和〈4〉 (中公文庫)/佐藤 達夫

¥760
Amazon.co.jp

日本国憲法・検証1945‐2000資料と論点〈第4巻〉基本的人権 (小学館文庫)/古川 純

¥770
Amazon.co.jp

日本国憲法・検証1945‐2000資料と論点〈第5巻〉九条と安全保障 (小学館文庫)/古関 彰一

¥770
Amazon.co.jp

拝啓マッカーサー元帥様―占領下の日本人の手紙 (岩波現代文庫)/袖井 林二郎

¥1,155
Amazon.co.jp

マッカーサー―記録・戦後日本の原点/袖井 林二郎

¥4,200
Amazon.co.jp

占領戦後史 (岩波現代文庫)/竹前 栄治

¥1,365
Amazon.co.jp

GHQ (岩波新書)/竹前 栄治

¥777
Amazon.co.jp

日本永久占領―日米関係、隠された真実 (講談社プラスアルファ文庫)/片岡 鉄哉

¥1,365
Amazon.co.jp

日本再軍備‐米軍事顧問団幕僚長の記録―シリーズ戦後史の証言・占領と講和〈8〉 (中公文庫)/フランク コワルスキー

¥980
Amazon.co.jp

史録 日本国憲法 (文春文庫)/児島 襄

¥509
Amazon.co.jp

日本占領〈1〉 (文春文庫)/児島 襄

¥448
Amazon.co.jp

講和条約 (戦後日米関係の起点)/児島 襄

¥5,097
Amazon.co.jp

 なるべく、手に入りやすいものをと考えたが無理があった。こういうときAmazonの古書は大変助かるが、最近の出版事情も寂しいものがある。それもぼくたちの関心の薄さ故だ。

 法律としての憲法を学ぶには、大変古い本ではあるが、是非とも、有斐閣の法律学全集の憲法Ⅰ清宮四郎、憲法II宮沢俊義をまず最初に学んでもらいたいと思う。ここに原点がある。

 今の立法者に現行憲法を改正する資格と能力があるとはとても思えない。

 ぼくたちは、余程しっかりしなければならないと感じた。