ブレア回顧録 上・下
スティーブ・ジョブズの自伝
Amazon.co.jpスティーブ・ジョブズ I/ウォルター・アイザックソン
¥1,995 Amazon.co.jp
が山積みされていたけれど、今回はパス。
脇目もふらずにこの本を買った。
ブレア回顧録 上・下2冊セット/トニー・ブレア

¥7,980
Amazon.co.jp
待ちに待ったという感じだ。
彼と彼の時代のイギリスことが知りたかった。日本の書店では、アメリカの情報は氾濫しているんだけど、他の国もものが全然なんだよね。
若い人は、よく分からないかもしれないけれど、イギリスは、戦後、保守党と労働党政治のもと政治・経済とも非常に不安定な状態が続き、抜け道のない没落過程を辿っていた。もう倒産寸前で英国病とまで言われた。
そこへ、マーガレット・サッチャーが登場し、強烈な改革を行った。アメリカのレーガンと同じ頃だ。
その根っこにあるのは、新自由主義的な経済思想なんだ。規制緩和による自由な経済活動を優先する考え方だね。
これが功を奏し、英国は復活したといわれている。
サッチャーに関しては、当時も現在も評価は分かれたままだ。
経済を立て直した偉大な首相という人もいるし、今騒がれている庶民・労働者を蔑ろにして貧富の差を拡大させたとかね。まぁ、どちらの言い分も一面的ではある。
アメリカも、程度の差こそあれ同じ状況だった。
アメリカを主導したのがレーガンだった。彼の評価もサッチャーとよく似ている。
その後、英米とも政権が変わることになり、クリントンやブレアによって、サッチャーやレーガンの急進的だった部分が修正されてゆくことになる。
そのあたりの環境の変化は、日本は二、三歩遅れて同じ過程を辿ってきたことになる。
日本では、同時代の中曽根が歩調を合わせようとしたが、未遂に終わり、小泉が部分的な改革を行ったにとどまっている。
その揺れ戻しが現在の民主党政権なんだ。
サッチャーの在任期間が1979年5月4日 - 1990年11月28日、レーガンが1981年1月20日 – 1989年1月20日、中曽根が1982年11月27日 - 1987年11月6日だ。
ちょうど、ぼくが学生の頃でもあって、非常に印象深い時代だった。
ここでも何度か書いたと思うけれど、新自由主義の諸改革も緒に就いたばかりで、どんなことになるんだかまだ予想もつかないけど、とにかくやるしかないって感じで非常に実験的な取り組みであったような印象を持っている。日本の行政改革って言葉もこの頃生まれた。
でも、世の中が変わっていくんだという実感はあった。
それ以前の世界経済は、もはや死語となってしまったスタグフレーションとか言うインフレと不況が同時進行するというどうしようもない経済問題に直面し非常に閉塞感を伴った時代だったからね。
こんな時代であったんだけど、やっぱ、フリードマンが主導する新自由主義経済の思想は、眉唾物だって思いが抜けきらなかった。
だからぼくは、どちらかというと、所属している組織が中道左派だったので、西欧系の社会主義を中心に学習していたんだ。そのとき、基準にしていたのが、アンソニー・ギデンズって人のこの本だ。
資本主義と近代社会理論―マルクス,デュルケム,ウェーバーの研究/アントニー・ギデンス
¥2,625 Amazon.co.jp
とにかく、何度も読み返した。他の本を読んではまた読み返した。性に合ったんだろうね。
そのギデンズが、後に提唱した『第三の道 The Third Way』を受けて、実行に移したのがトニー・ブレアなんだ。元弁護士だという。最初は毛並みが違うという印象だったね。
本を読んでいる限りギデンズが政治の表舞台に出てくるよなに人だとは思わなかった。
『第三の道』は、その後、響きが良いのか彼方此方で使われたが、実際に、新自由主義のように形のあるものが残せたかというと、残念ながら、残せていないというのが正直なところだろうと思う。
所詮、政治というのは、そういう妥協の結果ということなんだろう。
それにしても、ブレアも10年近くの政権を維持した。
サッチャーに関しては、やはり彼女自身に聞くのが一番だと思う。
サッチャー 私の半生〈上〉/マーガレット サッチャー

¥2,548
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サッチャー 私の半生〈下〉/マーガレット サッチャー

¥2,548
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サッチャー回顧録―ダウニング街の日々〈上〉/マーガレット サッチャー

¥1,325
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サッチャー回顧録―ダウニング街の日々〈下〉/マーガレット サッチャー

¥2,854
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日本では、同時代の中曽根が歩調を合わせようとしたが、未遂に終わり、小泉が部分的な改革を行ったにとどまっている。
その揺れ戻しが現在の民主党政権なんだ。
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ちょうど、ぼくが学生の頃でもあって、非常に印象深い時代だった。
ここでも何度か書いたと思うけれど、新自由主義の諸改革も緒に就いたばかりで、どんなことになるんだかまだ予想もつかないけど、とにかくやるしかないって感じで非常に実験的な取り組みであったような印象を持っている。日本の行政改革って言葉もこの頃生まれた。
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こんな時代であったんだけど、やっぱ、フリードマンが主導する新自由主義経済の思想は、眉唾物だって思いが抜けきらなかった。
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そのギデンズが、後に提唱した『第三の道 The Third Way』を受けて、実行に移したのがトニー・ブレアなんだ。元弁護士だという。最初は毛並みが違うという印象だったね。
本を読んでいる限りギデンズが政治の表舞台に出てくるよなに人だとは思わなかった。
『第三の道』は、その後、響きが良いのか彼方此方で使われたが、実際に、新自由主義のように形のあるものが残せたかというと、残念ながら、残せていないというのが正直なところだろうと思う。
所詮、政治というのは、そういう妥協の結果ということなんだろう。
それにしても、ブレアも10年近くの政権を維持した。
サッチャーに関しては、やはり彼女自身に聞くのが一番だと思う。
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