唐突に、クラウゼヴィッツなわけ。(;^_^A
今村教授にまで話が飛んだのは想定外だった。( ̄ー ̄;
まぁ、あちこちに話が飛んじゃうのは、いつものことなんだけど、なんで唐突にクラウゼヴィッツが出てきたかというと、こう言う新刊が出たのだよ。
戦争の変遷/マーチン・ファン・クレフェルト

¥2,940
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クレフェルトは、以下の本がすでに出ているけど、今度のが今のところ本命だ。この本は、クラウゼヴィッツの戦争論を現代的に、アップデートする試みなんだ。肝心なところは、戦争がもはや国家間のものでは無くなりつつある時代の戦争論と言うことだ。じつは今、こいつも読みにかかってる。なので、クラウゼヴィッツの復習も必要になってきちゃったということ。
戦争文化論 上/マーチン・ファン・クレフェルト

¥2,520
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補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)/マーチン・ファン クレフェルト

¥1,500
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そして、同じ分野でこれも重要な翻訳が出た。前に書いた奥山真司氏の翻訳だ。
幻想の平和 1940年から現在までのアメリカの大戦略/クリストファー・レイン

¥3,990
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レインは、一つ前のリアリストの系譜の創始者ケネス・ウォルツの元で学び、今は、最も新しいリアリストの流れに属するそうだ。
国際政治の理論 (ポリティカル・サイエンス・クラシックス 3)/ケネス・ウォルツ

¥3,990
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この本は、定番の教科書になっているらしい。
そして、提言するのは『オフショア・バランシング』という概念だ。
もともと、アメリカの力が弱かった頃には「孤立主義」なんて伝統的な考え方があった。他所の諍いに巻き込まれるのは嫌だ!って考え方なんだけど、それとは全然違ったものだ。もっと国益を重視する。
リアリストたちがイラク戦争に揃って反対したのは、アメリカの国力の相対的な低下をよく知っていたからなんだ。だから、国際的な現地支配で疲弊するようなことはやめ、地域的な安全保障は地域に任せ、出来るだけ遠隔操作で自国の良いように持って行き、自らは国力育成に務めようということだ。
そんなの、ベトナムが終わったときに学習しとけよってもんではあるんだけど、あちらにもあちらの事情があるのでしょう。( ̄ー ̄;
これはアメリカの新しい戦略になりつつある。それは、マスコミ論調、安保関係、外交関係のあちこちで、既に見聞きしている内容の奥底に存在する。
大事な点は、こういう学説なんかが、国家運営のスタンダードのなるかどうかなんだかなんだ。正しいとか、間違ってるとかじゃない。だから、ある意味、開けてるといえば開けてるんだね。日本はなんでこうはいかないのかとよく思うね。
キッシンジャーだって、ブレジンスキーだって、ナイだって、バーナンキだって、サマーズだって、自説を持って国家運営に参画しているんだからね。その昔はね、日本にも居たんだそういう人が、有沢広巳とか都留重人とかね。二人とも、左翼系だけど。彼らが戦後の日本経済をたてなおしたんだ。
だから、我が国も、今までの様に、外交や、安全保障の問題を蔑ろにしているわけにはいかない。そういう時代になってきたという厳しい認識はもう持っておく必要がある。
今後の国際関係を考える基礎教養と言っても良い内容だ。
リベラリストは、原理原則を押し通して、人の耳には心地よいことを言ったりするんだ。でも、論理に無理があったりして、すぐに嘘をつく。そして、とんでもないことをしでかしたりしちゃう。概ね、リベラリストの言説は、日本人には心地よい。でも、鵜呑みにて言い訳ではない。
リベラルを紹介しておくと、
覇権後の国際政治経済学/ロバート コヘイン

¥4,725
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ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力/ジョセフ・S・ナイ

¥2,100
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こんなところだ。
リアリストも、なかにはひどい人もいるけれど、過去の歴史から良く学んで、地に足がついているという印象をいつも持つ。
子ブッシュの時はその両方ごっちゃにして悪いとこばっかのネオコンなんて人を登用しちゃったから、信用と国力の低下に拍車をかけちゃったってことなんだ。
以下の本も、奥山氏の翻訳でこの分野の必読書です。
大国政治の悲劇 米中は必ず衝突する!/ジョン・J. ミアシャイマー

¥5,460
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米国世界戦略の核心―世界は「アメリカン・パワー」を制御できるか?/スティーヴン・M. ウォルト

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奥山氏のブログはこちら。地政学を英国で学んだ
その今散々に扱き下ろしたリベラルの理論的な大親分が、ジョン・ロールズなんだ。彼の話はとってもむつかしい。というより、ここまでむつかしいのはどっかで間違えてんじゃないかと、ぼくは思ってる。
そんな事で、読むのを逡巡しているジョン・ロールズの正義論なんだけど、
正義論/ジョン・ロールズ

¥7,875
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参考書と言っても良い内容の翻訳が出た。これだ。
ロールズ 政治哲学史講義 I/ジョン・ロールズ

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これより、読みやすいことを願ってます。(ノ_・。)
ロールズ 哲学史講義 上/ジョン・ロールズ

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ロールズの論敵サンデル教授は、日本では、未だとどまるところ知らぬという感じで、絶好調だね。でも、その筋での影響力は、比べるまでもないというくらいなんだけどなぁ・・・サンデル教授は、教授法が受けてるんであって、内容が評価されているんではなさそうだけどね。それだけでは彼は日本に思想的な何かを残すことはできないかもしれないなぁ・・・。彼は、せんせとしての評価以上のものを持ってるんですけどね・・・・残念でけど。
サンデルは、コミニュタリアンという系譜に属するという事で、リベラルと論争を繰り広げたらしいんだけど、ぼくたちには大変わかり難い。実際の政策的、結果的にリベラルとどう違うのかがよくわかんない。多分ぼくだけではないと思うけど・・・。
リベラリズムと正義の限界/マイケル・J. サンデル

¥4,200
Amazon.co.jp 彼の論争的理論的な本ならこれだ。教室ものは、あくまで、一般教養の範囲だ。
それより、実際の政策にまで影響力を持つ対立軸は、新自由主義系のこっちだ。
アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界/ロバート・ノージック

¥5,775
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この本は、ロールズやサンデルの本とくらべると、うんと読みやすい。これは、新自由主義の陣営だ。
先日のフリードマンが経済学的な支柱なら、哲学的な支柱がノージックや、ロスバード、政治家ならロン・ポールということになる。
自由の倫理学―リバタリアニズムの理論体系/マリー ロスバード

¥5,670
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他人のカネで生きているアメリカ人に告ぐ ―リバータリアン政治宣言―/ロン・ポール

¥1,890
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自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)/森村 進

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この陣営の話は、眉唾みたいな話でも説得力があるというか、わかりやすい。これは、書いた人の頭が良いなんてことで済ませられことじゃないと思う。論理が自然なんだ。でも、直感的におかしいことが多い。
この辺りを論理的にねじ伏せようというのがリベラルの生みの苦しさなんだね。そして、実際の行動も、彼らの理想とするところも、所詮、人間がやらなきゃなんない。人間は全知全能の神ではない。というところが苦しいんだよ。それを諦めるか、信頼してやるかが問題なんだ。行き着くところは、性善説、性悪説なんてウルトラ古典的なところかもしんない。これに決着がつかないのは歴史的に実証済みだ。
で、人間じぁダメって事で、機械にやらしちゃって、ひどい目に遭うと言うのは、SFでよくある話だ。
また今日も、表題とは全然違うところまできてしまいました。・°・(ノД`)・°
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