クラウゼヴィッツ―『戦争論』の誕生/ピーター パレット そして、今村仁司教授のことなど | I have a thing about ・・・・

クラウゼヴィッツ―『戦争論』の誕生/ピーター パレット そして、今村仁司教授のことなど

 買いそびれていた。『クラウゼヴィッツ』ピーター・パレット
クラウゼヴィッツ―『戦争論』の誕生 (中公文庫BIBLIO)/ピーター パレット

¥1,500
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を、Amazonの単行本の古本で買った。@1.00+送料@250 (@_@)

 @1.00でも、ちゃんと届いた。

著者は戦争論の英訳者。
On War (Oxford World’s Classics)/Carl Von Clausewitz

¥1,056
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 やけているけれど、読んだ形跡のない綺麗な本だった。

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 目次はこんな感じ。

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 クラウゼヴィッツの『戦争論』は、政治学科では必須の古典なんだ。

 でも如何せんヨーロッパの中世史、近代史に通暁していないととても読み通せる代物ではない。

 そこで、このような参考書を頼りに読み進めると理解が進むというものだ。最近の学生は羨ましいと思う点もたまにはある。

参考 1.『クラウゼヴィッツ「戦争論」を読む』  川村康之著 日本クラウゼヴィッツ学会論文

 ぼくは、学生の頃、抄訳本を読んだ。・・・理解したとはいえない読んだだけだ。

 それがずーっと気にはなっている。・・・資本論も国富論もそうだ。

 今村仁司教授の遺作とも言うべき『資本論』の翻訳も気になっている。
資本論〈第1巻(上)〉 (マルクス・コレクション)/カール マルクス

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 ぼくは、今村教授の初期の論考は不朽の価値を持つと今でも思っている。

1980年『人と思想アルチュセール』清水書院
1981年『労働のオントロギー』勁草書房
1982年『暴力のオントロギー』勁草書房
暴力のオントロギー/今村 仁司

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1985年『排除の構造――力の一般経済序説』青土社。ちくま学芸文庫(1992年)
排除の構造―力の一般経済序説 (ちくま学芸文庫)/今村 仁司

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 今村教授の暴力論をコンパクトにまとめた論文があった。

 暴力と社会の起源を求めて 今村仁司が切り拓いたもの 小林敏明

 彼の暴力論は『第3項排除』をいうキーワードをめぐって展開されるんだけど、このキーワードがいろんな想像力をかきたてる。

 あの頃は、ニューアカブームとか言われて、小難しいことを知ったかぶりに議論するのが流行したのだが、上記のような想像力をかきたてる言葉が氾濫していた。

 その嚆矢となったのは先行した『共同幻想』であり、つづいたのが『唯幻論』や、『第3項排除』などのキーワードだった。

 同志社の脇圭平教授の講義の洗礼を受けていたのでウェーバーから社会科学の入門をしたわけだ。

 丸山政治学と大塚史学を経て宇野経済学と出会うという当時としては、未だ、ごく常識的な学習をした。

 その後、ぼくは、ちょっと外れて、本邦では、山之内靖教授の『現代社会の歴史的位相』、海外ではE・H・カー、R・ベンディクス、 G・リヒトハイム、エリック・ホブズボーム、アンソニー・ギデンズ、マーティン・ジェイなどの一歩引いたヨーロッパ人による社会主義論を耽読していた。

 でも、今村教授の上記著作群と丸山圭三郎教授の『ソシュールの思想』『文化のフェティシズム』『生命と過剰』などには大いに目を開かれた思いがある。

 上記の社会科学には収まりきらない問題に一人で立ち向かっている姿に感動すらしたものだった。

 いま、あの頃のブームが嘘のように、静まりかえった論壇を見るにつけ研究者というのも、あとを次いでくれる人の育成が如何ほど大切かと言うことを考えたりする今日この頃です。

 まぁ、そのあたりの細かいことは、そのうち書くかもしれない。