『赤いボディ、黒い屋根に2ドア アメリカの雑誌広告でたどる275台の自動車の容姿』片岡義男 | I have a thing about ・・・・

『赤いボディ、黒い屋根に2ドア アメリカの雑誌広告でたどる275台の自動車の容姿』片岡義男

 片岡義男氏は、近親憎悪みたいなとこがあって、あんまり良い読者じゃないのだけど、この本だけは別格だ。

 古き良き時代を偲ばせるというとなんだけど、

ほんとに、ほのぼのと良いよなぁ・・・って、思わせるものがあります。

 実は、この本をたまに無性に読みたくなるんですが、

書庫に積み上げた段ボールのどこかに入ってるのですが、探し出すまでには至っていません。(ノ_-。)

赤いボディ、黒い屋根に2ドア―アメリカの雑誌広告でたどる275台の自動車の容姿
まえがき

第一章 「ホンダ」
 ホンダの赤い色をアメリカの美意識で広告に使うとこうなった。

第二章 「ダットサン」
 アメリカの資本主義が突進していく現場に、日本はダットサンで合流した。

第三章 「マセイディース」
 最高度の品質の自動車とはマセイディースのことか。広告にあらわれた頑固さという品質の美しい威厳。

第四章 「ツートン」
 異なった二色の組み合わせが醸成した、一九五〇年代の幸福な前進感。

第五章 「ライフ」
 一九五一年から一九五三年にかけて。聞いたこともない名前の自動車が走っていた光景は、モデルTへの優雅な助走路だった。

第六章 「ポンティアック」
 この時代のポンティアックは、アメリカにおける幸福のありかたの絵解きだ。

第七章 「赤い車」
 いちばん好きなのは黒い屋根に赤いボディの2ドア。僕にとって自動車は玩具なのだから。

第八章 「シヴォレー」
 絵に描いたようなアメリカの一九五〇年代が絵に描いてあるという、夢の抜け殻の世界。

第九章 「ワーゲン」
   フォルクスワーゲンが見せてくれた、もっとも頭のいい手法というもの。

第十章 「ヨーロッパの車」
   経過した時間のなかに消えた素晴らしいかたち。

第十一章 「ヴァン」
 アメリカでの仕事のこなしかた。それは方程式で現実を解いていく科学だ。

第十二章 「ピックアップ・トラック」
 ピックアップ・トラックを酷使する日々のなかに見つける、アメリカ式方程式の正解。

第十三章 「ステーション・ワゴン」
 ステーション・ワゴンという未完の試み。そのテールゲートをめぐるアメリカ光景。

第十四章 「男と女と車」
 ひと組の男女が作り出す、良き風景というもの。それはどこから、どのように、生まれて来るものなのか。

第十五章 「車内」
 自動車の居住性とはなにか。車内を居間のようにすることに、意味はあるのか。

第十六章 「ファストバック」
 絶滅種ファストバックを追想する。なぜ僕はこんなかたちが好きなのか。

あとがき

NOTE: 雑誌『avant』朝日新聞社)1996年7月号~1997年2月号に掲載された「アメリカ・夢の切りぬき」に加筆、訂正。第九章~第十六章は書き下ろし。

東京書籍/1997年7月22日/237p.

INDEX引用元 井上 到氏





装丁も片岡氏の強烈な意向が入ってるのでしょう。惚れ惚れするものです。