あきさん: 翌朝も母はいなくて、私は父の用意してくれた朝食
を無理やり食べて、学校に行った気がする。
私 : 妹さんは?
あきさん: 妹はまだ学校に行く年齢じゃなかったから・・ でも
「お母さんは何処?」って、ずーっと父に絡んでた
私 : お父さんはなんて?
あきさん: 「お母さん早く帰って来ればいいねぇ」とかって他人
ごとみたいにしてた。
学校から帰ると、私の帰りを待ってたような母の様
子だった。そばで妹が、よそ行きのお洒落な服を着
てべそかいてた
私: なんで
あきさん: ・・・・あの日、稲刈りあとの田んぼ道を歩いたのは、
赤ん坊を背負った母と私だけだった
妹を残して出て行く事を決めた母が、せめてもの思
いできれいな服を着せた・・・
私 : ・・・
あきさん: 母の実家にやっかいになることになって、暫く経った
ある雪の夜

