16年ぶりにジョディ・フォスターが監督し

メル・ギブソン主演で2009年に製作された




それでも、愛してる
   THE BEAVER




 を観て来ました。



$今日も映画が好きだった。





この上下の日本版のチラシには

夫婦と家族の心温まる感動作なんて書いてありますが

それを信用して観に行くと間違いなくイタい目に合います(・Θ・;)

物語りは、至って辛辣。

一部ホラー的な要素さえ含んでいて驚かされました。



つまりジョディ・フォスター監督のアプローチは極めて衝撃的です。

前監督作は観ていないので分かりませんが

今作を観る限り、彼女は映画監督としても才人だと思います。





$今日も映画が好きだった。





重度の鬱病で主にゴロゴロして眠ることしか出来なくなった

ブラックメル・ギブソン)は

父から継いだおもちゃ会社のCEOの地位も放棄し

妻のメレディスジョディ・フォスター)や長男からも見捨てられてしまいます。





$今日も映画が好きだった。




やむなくひとり家を出た矢先、

ふと拾ったビーバーの縫いぐるみを介して人と会話をするすべを導きだし

つまりビーバーの縫いぐるみの中にもうひとりの人格を創り出し

今までが嘘のような躁状態を継続させ仕事にも復帰し、ヒット商品さえ開発します。





$今日も映画が好きだった。



妻や次男も再びブラックを受け入れようとしますが

長男のポーターアントン・イェルチン)だけは、そのわだかまりを解こうしません。




$今日も映画が好きだった。





そのポーターもまた家族や学校の問題に





$今日も映画が好きだった。



ガールフレンドになりかけのノラジェニファー・ローレンス)との

ある問題がこじれ精神的に追い詰められ …



一番なりたくなかった父親の姿に

確実に模倣していたのは長男自身であったという皮肉...。





やがて、ビーバーに宿った人格が肥大して

ブラック自身が制御出来なくなった時に彼は...





2大スターの共演なのに

日本公開が2年も遅れたのは

その内容が一般受けしずらいと判断されたのかも知れません。




しかし若手注目株のジェニファー・ローレンス

アントン・イェルチンを配し

いろんな意味で見応えのある作品です。