渋谷のUPLINKへ
自主映画作品
PROJECT YAMAKEN PRESENTS
KARAKURIと
イヤータグの2本立てを観て来ました。
『KARAKURI』(2010年/20分)
■監督 石田肇
■キャスト
水野美紀・正木蒼二・片山瞳
日本が日本古来の伝統やデザインを継承し進化した架空の未来。
過去に事故で恋人(梨亜子)と片腕を失いカラクリと呼ばれる義手をつけた男(真崎)は夜の京都で謎の女(瑠衣沙)と刀を交える。
刀が交わる度、恋人の思い出がよみがえる。(UPLINKの公式サイトより抜粋)
もちろん水野美紀さんがらみで観に行きました。
近未来の京都らへんをイメージしたSF時代劇の様相で
作り込まれた映像は独創性があり、優れたイマジネーションの世界が巧みに表現されていました。
CGは石田肇監督ひとりで作られているそうです。
久しぶりに水野美紀さんのキレのあるアクションを観ることができました。
刀を使ってのブレない殺陣のシーンはさすがです。
20分の短編ですから、贅沢なイメージビデオ的な感覚の作品ですが
もっと予算をかけて長編にすれば面白い作品になりそうですねぇ...(^▽^;)
2本目は...
『イヤータグ』(2011年/67分)
■監督 山岸謙太郎
■主要キャスト
正木蒼ニ・高橋将仁・藤村知可・渡部遼介・深水三章
■スタッフ
撮影 宝隼也
音楽 小林直幸
連続猟奇殺人が起こる。死体には15桁の数字が印刷された“イヤータグ”と呼ばれる
牛の管理札が打ち込まれていた。
一体それが何を意味するのか。エリートとアウトロー2人の刑事が姿なき犯人を追うノ
ワールサイコサスペンス。(UPLINKの公式サイトより抜粋)
なかなかコレが面白かったです。
横浜を舞台に往年の東映アクション作品を見ているような佇まいながら
どこか韓国のフィルムノアールを見ている気もする
何とも異質なテイストがいい感じでした。
67分の中編ですが
しっかり1本の長編アクション映画を観た重さがあるので
なかなかの優れものであると云うことでしょう。
終映後、舞台挨拶があり
『KARAKURI』の石田肇監督
『イヤータグ』の山岸謙太郎監督
両作品に主演した俳優の正木蒼二さん
の3人が登壇され製作秘話などの質疑応答が行われました。
両監督さんは、インディーズではもったいない才能をお持ちなので
いずれはメジャーへ躍進して来てほしい存在です。
渋谷のアップリンク・ファクトリーに初めて行きました。
DLPプロジェクター上映と120インチスクリーンに70席のシアターで
座席は劇場のいわゆる固定椅子ではなく、しかも不揃いな普通の椅子が置かれています。
正直、映画館と呼べる設備ではありませんが、
渋谷の街のアノ喧騒から、ちょっと外れた位置にあり
なかなか味わいのある良い空間でした。
今日は、70席が満席になりお客さんの感じも何か演劇の小劇場を見に来た雰囲気で
ツーな人が沢山来ているような面白い空気感でした。
良い作品をラインナップしているので、また行きたいです。