JOHN CARPENTER'S
『ザ・ウォード/監禁病棟』公開記念
<監禁>オールナイト
2011.09.09.Fri.
銀座シネパトス2
『ゴースト・オブ・マーズ』
2001年製作の火星を舞台にしたゴアSF・ホラー・アクション。
米国では、2週間で公開打ち切りの洗礼を受けます。
東京でも、今はなきミニシアター渋谷シネマソサエティでひっそりと公開。
自分は、機会を逃し後にレンタルビデオで鑑賞しました。「ハロウィン」以降初めて劇場で観なかったカーペンター作品です。
当時の感想は、
う~ん…(~_~;)でした。
B級というより、おもいっきりC級(・・;)
正直、カーペンター監督もこれまでか感が漂ってました。
実際にカーペンターさんは、この後10年間メガホンを取りません。
てっきり興行不振で干されたと思っていましたが…
真実は違ったのです。
今回のオールナイトのトークショーで
10年間カーペンター監督が休んでいた本当の理由は
子育て
なんと家族のために仕事を休んでいたというのです。
ジョン・カーペンターさん。私は、あなたを尊敬しますm(_ _)m
ヒロインは「スピーシーズ 種の起源」の
ナターシャ・ヘンストリッジ
主役はアイス・キューブ(左)ですが
なんとジェイソン・ステイサム(中央)が出ていたとは...
さて
10年ぶりに観た感想は…
これが、すこぶる面白い!!!
だいたい設定からブっ飛んでいる!(◎_◎;)
だって、あなた
火星に空気があるんですから(-。-;
火星に住む人間たちが、大量にウイルスに侵され化け物化し邪悪な軍団となり
ウイルスに侵されていない人間たちと攻防を繰り広げます。
概ねゾンビ+ボディスナッチャーものという感じです。
しかしコンセプトは、明らかに西部劇。
敵味方入り乱れての大攻防。
腕・足・首ふっ飛ぶ血飛沫まつり。
しかし表現方法が下品でないので、むしろ映画のイメージは明るいです。
展開むちゃくちゃ、突っ込みどころのオンパレード。
でも何か許せてしまうのが、
ジョン・カーペンター作品の持ち味なのです。
ジョン・カーペンター監督
あなたは、紛れもなく
アメリカン・シネマの継承者です。
『ゴースト・オブ・マーズ』 予告編 (2001年・英語版)