【NHK連続テレビ小説「半分、青い。」】
NHKの連続テレビ小説、第98作目「半分、青い。」(2018年4月2日~9月29日)脚本家・北川悦吏子のオリジナル作品。表題は、珍しく句読点が付いていて余りしっくりこないが、あの有名な北川悦吏子さんの脚本であることなどから、かなり期待していたが、全く期待を裏切らず素晴らしいドラマに仕上がっている。特に幼年期が長いのが良い。
ヒロイン役の永(なが)野(の)芽(め)郁(い)は、1999年9月24日生まれ、東京都出身。2009年に映画デビュー。2015年に、映画「俺物語!!」でオーディションを勝ち抜き、ヒロイン役を射止める。2017年は映画初主演「ひるなかの流星」を始め、「帝一の國」「ピーチガール」「ミックス。」などに出演。今、最も注目を集める若手女優の一人。連続テレビ小説には今作が初出演。
脚本家の北(きた)川(かわ)悦(え)吏(り)子(こ)は、1961(昭和36)年12月24日(クリスマス・イヴ)生まれ。映画監督でもある。1992(平成4)年に、「素顔のままで」で連続ドラマデビュー。主な作品に、社会現象ともなった「愛していると言ってくれ」や「ロングバケーション」。そして、「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など。特に「ロンバケ」と「BL」は最高!
主題歌「アイデア」を歌う星(ほし)野(の)源(げん)は、2010年にアルバム『ばかのうた』でソロデビュー。2015年に「SUN」、アルバム『YELLOW DANCER』が大ヒットし、その年「NHK紅白歌合戦」に初出場。2016年に発表した「恋」は、自身も出演のドラマ主題歌として、「恋ダンス」とともに社会現象となった。音楽家、俳優、文筆家などで活躍中である。
このドラマは、今までのNHKの朝ドラには観られない新しい切り口で描かれている。まずは、主人公が間抜けなことである。ドラマ「とと姉ちゃん」の主人公より、脳天気でおっちょこちょいである。しかも左耳が難聴で、NHK朝ドラでは珍しく、障害を持っているヒロイン。それでも、彼女は自分の障害を素直に受け入れ、明るく前向きである。
タイトルの「半分、青い。」の意味は、母親が「すずめの左側は、いつだって晴れやで」というセリフに見られるように、たとえ、雨の日でも、左耳は、雨音が聞こえないので、左側はまるで晴れ渡った空のように「半分、青い」のである。つまり、どんな苦労が待ち受けていたとしても、それをプラスに考えれば、人生前向きに過ごすことができる。
ドラマの公式解説によれば、故郷である岐阜県と東京を舞台に、ちょっと迂(う)闊(かつ)だけれど、失敗を恐れないヒロインが、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまで、およそ半世紀の物語を紡ぎだしていくとのことである。ちなみに「一大発明」ってなんだろうか?とても気になる。ちなみに平均視聴率は21%。
大阪万博の翌年、1971(昭和46)年。岐阜県東部の架空の町・東美濃市梟(ふくろう)町の小さな食堂に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。毎日野山を駆け回る元気な子だったが、小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。そんな彼女を励ましたのは、わが子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみの律(りつ)だった…。
(2018.4.30)