お借りしました::と言っても返せませんけれど


第一原発の中に入って改めて考えた「福島のHAPPY」

熊坂仁美 | ビデオプロデューサー

以下抜粋
熊坂仁美です。地元福島では「ハッピーの熊坂さん」と呼ばれることが多くてちょっと恥ずかしいです。
3.11以降、原発関連の報道で暗いイメージがすっかり定着してしまった福島。実際、避難をされている方はいまだに10万人もいます。しかしほとんどの地域ではみな普通の日常を送っていて、他の地域と変わりません。でもそれがなかなか伝わらず、いわゆる風評被害を生んでいました。

途中略

「廃炉」がこれから半世紀続く一大産業になるのなら、この産業を地元の発展につなげ、地元に利益を還元していってほしい。
いま、無人ロボットやドローンが世界的に注目されていますが、その開発拠点を浜通りに作るという「イノベーション・コースト構想」があります。危険を伴う除染や廃炉作業をロボットが行う、その最先端技術の研究開発を行うのです。
史上最も過酷な原子力事故を経験した地域だからこそ、世界の原子力安全研究の中心地・メッカとなり得るのではないか。世界的にも"Fukushima"と言えば、多くの人が知る地名となっている。
最大のチャレンジを最大のチャンスに変えるために、福島県浜通り全体を、原子力廃炉に伴って生じるさまざまな研究、すなわち、廃炉、放射性廃棄物処分、環境技術、放射線医療、ロボットといった分野の世界最先端の研究開発と教育地域とすることを提案したい。その研究開発から新技術と新産業が創出し、企業の集積が進み、雇用を生み出し、人が集まる、という好循環をつくるのだ。
出典:【内閣府 その7】 福島の未来~「イノベーション・コーストふたば市」構想の実現を!
ピンチをチャンスに変えて地元に利益と活気をもたらすこの構想はすばらしいと思います。ぜひ、これを絵に描いた餅で終わることなく、国主導で迅速に動いていただき、地元にしっかり還元していただけるような仕組みで実行して欲しいと思っています。
こんなにひどい目にあっている福島が、これからいい目にも合うようにならなければ割に合いませんから。

原発内では放射線をどれぐらい浴びるのか

最後に放射線について。
今回チェックしたかったのは、視察によって「どれぐらい放射線を浴びるか」ということでした。
原発内の線量については常にチェックが行われていて、きちんとコントロールされています。結果、視察によって受けた線量は0.02ミリシーベルト。
常に放射線を意識していない方は、基準値がわかりにくいと思いますが、0.02は歯科で検診を2回受けた程度。
ちなみに飛行機でNYを往復すると0.1。原発視察の5倍の放射線を浴びることになります。
http://rpr.c.yimg.jp/im_siggeYgiG4AHjof0s9qVwoMWIA---x540-n1/amd/20150311-00043744-roupeiro-003-20-view.jpg
また、内部被爆を検査する「ホールボディカウンター」を受けたことは、私的には今回の視察でよかったことの一つです。
福島に引っ越して1年半。毎日福島の空気を吸って、食材は地元のものを買って日常的に食べていますが、内部被曝の数値は東京からの同じグループの方のちょうど平均ぐらい。私より高い数値の人もいらっしゃいました。
いずれにせよ、個人差の範囲であって、福島に住んでいるからといって内部被曝が多いということはないということ。

これからも福島で暮らしていく

福島は暮らしやすくていい町です。
自然に恵まれていて、野菜も果物も、お酒も美味しい。どこにいくにも車で15分以内のコンパクトな町。東京にも1時間半、楽に日帰りができます。そして何より人がのんびりしていて、あたたかい。そこが最大の魅力です。
あのとき福島版HAPPYで表現したかったことは、今も何も変わっていません。
そんな福島のよさを少しでも伝えられる情報発信を、これからも自分なりに続けていこう。
今回、改めてそう思いました。
これまでずっと心の中で「魔の山」のような存在だった原発をこの目で見て、私の中で何かひとつ区切りがついたような気がしています。
(写真はすべてYahoo!ニュース 個人オーサー代表撮影)
2015.3.11.23.38 訂正
視察での被ばく量 0.02マイクロシーベルト



ってことで、「即 避難区域解除し復興促進へ元年に」・と おもいます
明日はモアベターよ あなたも頑張ってー