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ダニエルのBEEGEEなブログ

大好きなTHE BEE GEESのALBUMや情報について、思うままにつれづれと。愛蔵盤で振り返るBEE GEESの軌跡を紹介したい。

 深夜、咳払いを抑えながら白黒TVの小さなスピーカーに録音用マイクを押し付け、神妙にドキドキしながら観賞したのが「ミッドナイトスペシャル」だった。「JUN SOUNDS IN. MIDNIGHT SPECIAL,SOUL TRAIN AND IN CONCERT.TONIGHT WE PRESENT YOU MID NIGHT SPECIAL」という番組冒頭の紹介(某サイト参照)で「ミッドナイト・スペシャル」や「ソウル・トレイン」をかじりつくように観ていた記憶がある。勿論、73年当時は「JUN」や「VAN」は若者のファッションブランドの代表格だった。BEE GEESの日本での放映は初回「ジェリー・リー・ルイス」の回。ジェリーとBEE GEESのコラボレーション。深夜放映にも関わらず、MAURICEが「THANK YOU,AND GOOD MORNING.WE’RE THE BEE GEES」と挨拶している。これは朝の番組か? でも、「MIDNIGHT」だしなあ。この真夜中の挨拶に当時は若干の戸惑いがあった。

 正式番組タイトルは「The Midnight Special」。米・NBC TVで金曜夜(午前12:30~2:00)に放送されたという。ライヴ収録はカリフォルニア州バーバンクのNBC TVスタジオだった。ウルフマン・ジャックがメーンのホスト。それに毎週異なるゲスト・ホストを迎え、さらにゲストパフォーマーがショーに出演した。今思うと、何という偉大なゲストの面々か。今や大御所、伝説のBEE GEESは今から半世紀も前の73年には2カ月おきにゲスト・ホストとして登場している。日本では初回のジェリー・リー・ルイスをゲストに迎えた時のみが放送されただけだった(と記憶している)ので、他のパフォーマンスは観たくても叶わなかった。

 このことは彼らのアルバム同様、貴重な「FEVER前夜」の記録として重要な事柄というだけでなく、私が彼らに傾倒する原点の時期ゆえ、少々遅ればせながら我がブログでも記しておこうと思う。彼らはこの時期を最悪な「ボトム」の時期と捉えているのだろうが、私にとってはBEE GEESを一番身近に感じた時期だったから。

 

1973年4月6日

ゲストパフォーマー ジェリー・リー・ルイス

MONEY(THAT’S WHAT I WANT)with JERRY LEE LEWIS

TO LOVE SOMEBODY

SAW A NEW MORNING(希望の夜明け)

Medley : NEWYORK MINING DISASTER 1941/JOKE/MASSACHUSETTS/HOW CAN YOU MEND A BROKEN HEART

LONELY DAYS

同年6月22日

ゲストパフォーマー ウィルソン・ピケット

HEY JUDE with WILSON PICKETT

WOULDN’T I BE SOMEONE(ひとりぼっちの夏)

Medley : IN THE MORNING/HOLIDAY/LET THERE BE LOVE/MY WORLD

RUN TO ME

I’VE GATTA GET A MESSAGE TO YOU(獄中の手紙)

ALEXANDER’S RAGTIME BAND

同年8月10日

NEWYORK MINING DISASTER 1941

TURN OF THE CENTURY

BEATLES Medley : IF I FELL IN LOVE(恋におちたら)/I NEED YOU/THIS BOY/SHE LOVES YOU

I CAN’T SEE NOBODY

73年9月来日公演

同年10月12日

ゲストパフォーマー チャック・ベリー

REELIN’ AND ROCKIN’ with CHUCK BERRY

JHONNY B.GOODE with CHUCK BERRY

ALIVE

BYE BYE BLACKBIRD

MASSACHUSETTS

LAY IT ON ME

ALIVE

 1975年にはヘレン・レディーがホスト役。ゲストがBEE GEESだ。この75年にはもはや新たな境地に立ち、BARRY の白くて大きいアコースティックギターの姿はなく、ティーンのアイドル的イメージは完全に脱した。そのタイトルを「LIGHTS ON BROADWAY」ではなく「NIGHTS ON」にしたように大人のイメージへの転換がみられる。だからこそ、何と言っても、この「FEVER前夜」の73年のパフォーマンスは映像・音源ともに貴重なものだろう。来日記念シングル「WOULDN’T I BE SOMEONE」(邦題「ひとりぼっちの夏」)。しかも3人のハーモニーで歌うレアな「IN THE MORNING」。「HOLIDAY」「LET THERE BE LOVE」のパフォーマンスも珍しい。極めつけは「MY WORLD」。あの高音を生でなんなく絞り出すロビンには感動する。「希望の夜明け」も含め、あの時期シングル盤を何度聴いたことか。更に言えば、かのBEATLESを生ギターでハモるBEE GEESなど、このミッドナイト・スペシャルならではの企画だろうに。