故郷の山を幼い時から眺めて育った。栃木富士と言われるのが、標高2486メートルの男体山だ。けれど、未だに登ったたことはなかった。ごく、最近山に登ったというのが、5,6年前だった。それが、広島・厳島神社の裏にある弥山(みせん、535メートル)だけれども、そことは規模が違う。ちなみに八王子の高尾山が約600メートルだから、ウォーキングか、登山かと問われれば今回は間違いなく、登山であろう。
「もう1度、父ちゃんと一緒に歩きたい」
亡き愛犬が虹の橋のふもとで、そんな風に思っていてくれたならば本当にありがたい。愛犬・チョコの1周忌には故郷で1番高い山に登ろう。虹の橋に少しでも近付けるのだろうか? そんな思いで登山日和の日を今か今かと待ったが、来る日も来る日も雨。そして、間違いなくちょうど1年前の9月10日、命日その日に晴天になった。
若き日に富士山に登った時とはわけが違う。体力は確実に落ちている。しかし、だ。五体満足でこの世に誕生して足も手も動かないというわけではない。鍛錬が足りないだけだ。多少の不安とともに朝早く、家を出た。
4合目で見える中禅寺湖の景色を見て元気が出た
しかし、その後は写真のような急な登山道を登る。息が切れ、言葉はなく、黙々と汗だけが体中に吹き出してくる。チョコがいたら、即刻、犬用リュックに入れて背負う以外ないだろな。険しい登り道が延々と続く。休みながら。そして、5時間かけ、やっと頂上へ。
この日、中禅寺湖側はガス(雲)で景色が見えず、太郎山側のみ、絶景が確認できた
チョコよ、着いたぞ。父ちゃん頑張っただろ?
1時間弱、頂上の風景と空気(空気は薄かったが)を堪能した。コロナの影響で山に目を向けて登ってみたという若い登山者もいた。水と🍙が凄く美味しかった。
頂上に聳え立つ御神剣とともに
頂上にたどり着いたから、それで終わりではないのが、登山だ。登ったからには下りるのは必定。それでも、登りよりは楽だった。ガクガクになった足を支える筋肉の疲労をモロに感じながら、やっとのことで、下山完了した時、陽が沈む前だったのでホッとした。体は鍛えなければな、と日頃の不摂生を反省しきり。帰宅後、風呂上がりのビールは
身に染みて美味しかった。
チョコよ、またどこか一緒に歩こうな。
ところで、NHKで「アンという名の少女 シーズン2」が始まった。これが面白い。アン役のエイミーベス・マクナルティは「赤毛のアン」のイメージ通りの風貌でまさに適役。美しいカナダのプリンス・エドワード島の風景を含めてシーズン1は孫たちにも見てほしい作品だ。日曜日の楽しみが増えた。
アンのスペルは最後にEのつく「ANNE」だから「ANGELA」とは全く違うが「アン」つながりで、今日は久しぶりに「ANGELA」を聴こう。アルバム「E・S・P」より。






